FKの名手として知られるウォード・プラウズ [写真]=Getty Images
サウサンプトン所属のイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズに対し、ウェストハムが関心を寄せているようだ。10日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
昨シーズンはプレミアリーグで14位に終わったものの、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)を制覇し、58年ぶりに欧州メジャータイトルを獲得したウェストハム。しかし、今夏の移籍市場では、主将としてチームを牽引してきたイングランド代表MFデクラン・ライスのアーセナル移籍が決定的に。そのため、中盤の補強が今夏の優先事項となっている。
報道によると、ウェストハムは2部降格の憂き目に遭ったサウサンプトンから、主将を務めるMFウォード・プラウズの引き抜きを画策しているという。現在28歳の同選手はサウサンプトンの下部組織出身で、2012年夏にトップチーム昇格を果たした。以降は中盤の主軸として活躍を続け、ここまで公式戦通算409試合の出場で55ゴール53アシストをマーク。また、FKの名手としても知られており、プレミアリーグではこれまで17回も直接FKからゴールネットを揺らしている。
サウサンプトンは2部降格による損失額を、既存戦力の売却によって補いたいと考えているとのこと。今夏の移籍市場での複数選手の放出が予想されるなか、ウォード・プラウズの設定額は4000万ユーロ(約72億円)程度に設定されているという。しかし、現時点でウェストハム側にこの金額を支払う意思はなく、2000万ポンド(約36億円)程度の入札を予定しているようだ。サウサンプトンを巡っては、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアにも今夏のビッグクラブ移籍の噂が浮上している。中盤の主力を同時に失うという事態は何としても避けたいところだが、収益を得るためにはこの2選手の売却が最良の方法であると『デイリーメール』は指摘している。
なお、ウェストハムはウォード・プラウズのほかに、フルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャやユヴェントス所属のスイス代表MFデニス・ザカリア、リーズ所属のアメリカ代表MFタイラー・アダムズといった選手の動向も注視しているようだ。
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By サッカーキング編集部
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