PSG、ケイン獲得に向けて約154億円を用意か…バイエルンと争奪戦へ

　パリ・サンジェルマン（PSG）は、トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの獲得を目指しているようだ。12日、フランスメディア『RMC』が報じている。

　2022－23シーズン、PSGはリーグ・アン2連覇を達成。今夏にはクリストフ・ガルティエ監督の退任や、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスなど連覇を支えた人々がクラブを離れ、大幅な刷新を実施している。また、チームの“絶対的エース”であるフランス代表FWキリアン・エンバペの去就も不透明となっており、今夏の移籍市場での動きが注目を集めている。

　そんななか、今回の報道によると、PSGは攻撃陣の補強を優先している模様で、トッテナムに所属するハリー・ケインの獲得を目指しているようだ。PSGはすでにトッテナム側とも会談を実施しており、選手の代理人らとも話し合いを行ったとのことで、ケイン獲得に向けて1億ユーロ（約154億円）を準備する意向があるという。しかし、ケインに関してはかねてからバイエルンが獲得交渉に臨んでおり、ケイン本人も現時点ではバイエルン行きを希望しているようだ。

　また、PSGはケインの獲得に失敗した場合の“プランB”として、ユヴェントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチやフランクフルトに所属するフランス代表FWランダル・コロ・ムアニを獲得の候補に挙げている模様で、すでにヴラホヴィッチとは話し合いの機会を設けたようだ。

　果たして、PSGは新戦力としてどの選手を迎え入れることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。