DFメンディの強姦容疑は無罪に…デパイが悲痛の投稿「責任を誰が負うのだ？」

　アトレティコ・マドリードに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイが、無罪となったマンチェスター・Cに所属していた元フランス代表DFバンジャマン・メンディについて言及した。

　B・メンディは、2021年8月に複数の女性に対する性的暴行の罪で逮捕・起訴され、マンチェスター・Cからは捜査の結果が出るまで出場停止処分が下された。しかし、昨年8月から裁判が開始されると、今年1月には6件の強姦容疑と1件の性的暴行容疑に関して無罪判決が下されたほか、残り2件の容疑に関しても今月14日に無罪判決が言い渡されたことが明らかとなった。

　判決が読み上げられた際にはB・メンディが泣き崩れたこともイギリスメディア『BBC』では伝えられているなか、デパイは自身の公式インスタグラムを更新。「バンジャマン・メンディ。彼について話そう！」と書き始めながら、以下のように悲痛なメッセージを綴った。

「すべての訴訟が取り下げられた。これから僕たちはどうするんだ？　誰がこの兄弟を救う手助けをするんだ？　彼の名前に損害を与えたことの責任を誰が負うのだ？　彼はどうやってキャリアを取り戻せるのだろうか？　プロ選手になるために何年も投資をしてきて、で、どうするんだ？」

「詳細を全く知らなかったからこれまでこの件について触れたことはなかった。でも、彼が拘留されている時に一度『FaceTime』で話したことがあるし、ピッチ上で何度か対峙したこともあった。僕はその男に何の悪気も感じなかった。アスリートとしてこのようなことが僕たちに起きることを受け入れることはできない。すでにダメージを受けた後ではなく、必要な時に誰が僕たちのために立ち上がってくれるんだ？　みんな目を背けないでくれ！」

　そして、FIFA（国際サッカー連盟）、プレミアリーグ、マンチェスター・C、フランス代表のアカウントを掲載しながら、「誰がアスリートを守ってくれるんだ？　大規模な協力が必要な時、それはどこにあるんだ？　バンジャマンが精神的な健康、肉体的、精神的な強さを取り戻せるようにみんなで祈ろう！」と綴りながら、最後に「みんな目を背けないでください」とハッシュタグをつけて投稿した。