トッテナムがケイン退団に備えトニーをリストアップか…現在は賭博違反により活動停止中

　ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーに、トッテナムが関心を寄せているようだ。17日、『Football Transfers』が伝えている。

　同メディアによると、トッテナムは去就が不透明となっているイングランド代表FWハリー・ケインの退団に備え、トニーをリストアップしているとのこと。元トッテナム指揮官のデビッド・プリーツ氏が、同クラブのダニエル・レヴィ会長にケインのバックアッパーとして、以前からトニーを推薦していたと報じており、クラブ上層部は獲得へ向け同選手に再注目しているようだ。

　一方で、ケインの慰留がトッテナムの最優先事項であることも強調。プレミアリーグ通算68試合の出場で32ゴールをマークするなど、驚異的な得点力を披露するトニーだが、現在は賭博規則違反により来年の1月まで出場停止処分を受けている。そのため、クラブは冬の移籍市場での同選手獲得を希望しており、それまではケインを残留させたいと考えているが、エース退団の有無次第では今夏にトニーを迎え入れる可能性もあると指摘している。

　現在27歳のトニーは、2020年夏に当時2部のブレントフォードへ移籍。2020－21シーズンには得点王を獲得するなど活躍し、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格へ導いた。2022－23シーズンもリーグ戦33試合に出場し20ゴール4アシストを記録するなど攻撃陣を牽引。3月にはイングランド代表デビューも飾っているが、合計262件の賭博規則違反でFAから起訴されており、5月に8カ月間に渡るサッカー関連活動の出場停止と、5万ポンド（約860万円）の罰金処分が下された。なお。出場停止期間が残り4カ月となる2023年9月17日から所属クラブでのトレーニングにのみ参加可能となる。