マフレズがアル・アハリに完全移籍 [写真]=Getty Images
マンチェスター・Cは28日、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズがアル・アハリ(サウジアラビア)に加入したことを発表した。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍形態は完全移籍で、契約期間は2027年6月30日までの4年間。また、移籍金として推定3000万ポンド(約54億円)がマンチェスター・Cに支払われたという。
現在32歳のマフレズはフランス下部リーグでのプレーを経て、2014年1月にレスターへ完全移籍加入。2015-16シーズンには公式戦39試合の出場で18ゴール10アシストをマークし、“奇跡”のプレミアリーグ制覇の原動力となった。その後も同クラブで引き続き中心選手として活躍。評価を高めると、2018年夏にマンチェスター・Cに完全移籍で加入した。
以降は世界各国のタレントを数多く擁する同クラブで、左右のウイング(WG)を主戦場に活躍。在籍5年目の昨シーズンはスタメン出場の機会こそ限られたものの、公式戦47試合出場15ゴール13アシストという成績を残し、イングランド勢24年ぶりの“トレブル”達成に大きく貢献した。マンチェスター・Cでの通算成績は公式戦通算236試合出場78ゴール59アシスト。4度のプレミアリーグ制覇を含む合計12個のタイトルを獲得した。
また、2014年5月にデビューを飾ったアルジェリア代表では、ここまで国際Aマッチ通算83試合に出場し、30ゴール37アシストをマーク。FIFAワールドカップブラジル2014にも出場し、2019年にはアフリカネイションズカップ制覇を経験した。
約5年間を過ごしたマンチェスター・Cを退団することとなったマフレズは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「マンチェスター・Cでプレーすることは名誉であり、特権だった。トロフィーを獲得し、フットボールを楽しむためにこのクラブにやって来たが、それ以外にも多くのことを達成できた。僕はこのフットボールクラブで忘れられない5年間を過ごし、信じられないほどの選手たち、素晴らしいサポーター、そして世界最高の監督たちと仕事をしてきた」
「僕は人生における素晴らしい思い出を作った。プレミアリーグのタイトル獲得や、リヴァプール、そして昨年のアーセナルとの戦いは、最高でありたいという僕たちの集合的な願望と精神性を強調したものだった。マンチェスター・Cは永遠に僕の人生にとって大きく幸せな部分であり続けるだろう」
なお、マフレズが加入したアル・アハリは、今回の移籍市場でブラジル代表FWロベルト・フィルミーノやセネガル代表GKエドゥアール・メンディらを獲得している。
By サッカーキング編集部
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