ブライトン指揮官、カイセドの残留を願うも…すでに代役もリストアップ済みか

　ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が、去就に注目が集まるエクアドル代表MFモイセス・カイセドに言及した。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　かねてより去就に注目が集まっているカイセドには今夏、チェルシーから強い関心が示されている。しかし、すでに6000万ポンド（約109億円）、6500万ポンド（約118億円）、7000万ポンド（約127億円）のオファーを拒否しているブライトンは、27日に7500万ポンド（約136億円）に500万ポンド（約9億円）の追加オプションが付随した総額8000万ポンド（約145億円）の4度目のオファーも拒否したことが報じられている。

　クラブ間の交渉は難航していることが明らかになっている一方で、カイセド自身はチェルシーへの移籍を望んでおり、イギリス紙『タイムズ』によると、同選手と代理人らはブライトンに要求額を引き下げるようにクラブと協議する予定であることも伝えられている。

　そんななか、昨シーズン終盤にはカイセドが今夏退団する可能性が高いことを認めていたデ・ゼルビ監督だが、「私が何を望むかと聞かれれば、彼には私たちと一緒にいてほしいと思っているが、それは私の仕事ではない。私の仕事はもしカイセドが退団するなら、オーナーに新たな重要なミッドフィルダーが必要だと伝えることだ」と残留を望んでいることを明かした。

　続けて、代役候補はいるのかと聞かれたゼルビ監督は「イエス。でも、あなたに言うつもりはないよ」とすでにリストアップしていることを明かしながら、「オーナーからはカイセドについてここ数時間何も聞いていない」と進展がないことを強調しつつ、次のように続けた。

「若い選手たちにとってチームや街などすべてが変わる可能性がある中で生活していくことは簡単なことではない。でも、彼は真面目な男であり、真面目な選手でもある。うまく働いているし、よくやっている。状況が変わるのか、変わらないのか、待っているところだ」