積極的な補強が続くアストン・ヴィラ、“快速”FWディアビに続き…A・トラオレ獲得を画策か

　アストン・ヴィラが、スペイン人FWアダマ・トラオレに関心を示しているようだ。29日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が報じた。

　現在27歳のA・トラオレは、バルセロナの下部組織出身で2018年8月にウルヴァーハンプトン（ウルヴス）に加入した。昨年1月に古巣バルセロナにレンタル移籍を果たしたものの、昨年夏にウルヴスに復帰。2022－23シーズンは公式戦40試合出場で3ゴール2アシストを記録するなど、屈強なフィジカルを生かした豪快なドリブル突破を武器にウルヴスでは公式戦通算194試合出場で14ゴール20アシストを記録している。しかし、今夏にウルヴスとの契約が満了を迎え、現在はフリーの状態となっており、去就には注目が集まっている。

　そんななか、今回の報道によると、アストン・ヴィラがA・トラオレに関心を示しているという。アストン・ヴィラは昨季、序盤こそ下位に低迷したものの、途中就任したウナイ・エメリ監督のもとで巻き返しに成功。最終的にはプレミアリーグを勝ち点「61」の7位で終え、ヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）出場権を手にした。欧州大会の出場権を獲得したことで今夏の移籍市場では戦力拡充に向けた動きを見せている同クラブは、すでにベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスやスペイン代表MFパウ・トーレス、フランス代表FWムサ・ディアビを獲得している。

　そんな積極的な補強を続けるアストン・ヴィラは、A・トラオレが契約満了でウルヴスを退団し、フリーであることから同選手の獲得を検討している模様。また、同メディアによると、エメリ監督は前線にスピードのある選手を配置したいと考えているため、同選手の獲得は指揮官の希望を叶えると指摘している。

　果たして、A・トラオレはウルヴスに加わることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。