ファビーニョがアル・イテハドへ完全移籍 [写真]=Getty Images
リヴァプールは7月31日、ブラジル代表MFファビーニョがアル・イテハド(サウジアラビア)に完全移籍で加入したことを発表した。
契約期間は2026年6月30日までの3年間。移籍金については明かされていないが、イギリスメディア『BBC』によると、4000万ポンド(約73億円)がリヴァプールに支払われたという。
現在29歳のファビーニョは、2018年夏にモナコからリヴァプールへ完全移籍で加入。すぐさまアンカーの定位置を掴むと、その後はユルゲン・クロップ監督率いるチームの中心選手として活躍を続けた。在籍した5年間で公式戦219試合に出場し、11ゴール10アシストをマーク。2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝や2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、合計7つのタイトル獲得に大きく貢献した。
なお、2015年6月にデビューを飾ったブラジル代表では、ここまで国際Aマッチ通算29試合に出場。FIFAワールドカップとコパ・アメリカをそれぞれ1度ずつ経験している。
中東での新たな挑戦が決まったファビーニョは、現地時間31日に自身の公式Twitter(@_fabinhotavares)を更新。5年間を過ごしたリヴァプールへの感謝を次のように綴った。
「今日、僕は家を出る。このジャージを着て5年間、常に最高の名誉と幸せを感じてきた。リヴァプールに移籍してきた最初の日から、みんなは僕を受け入れてくれた。このクラブの中で見たもの、そしてそこに住む人たちの関係性は、まるで僕が家族であるかのように感じさせてくれた。この5年間で僕は選手として、そして1人の男として成長し、夢を実現させた。このジャージを着て、プレミアリーグやCL、FAカップ、カラバオカップなど、選手が夢見るあらゆるタイトルを獲得したんだ」
「リヴァプールのおかげで、僕は最高レベルに到達し、ワールドカップに出場することができた。リヴァプールのおかげで、自分の息子を腕に抱えてスタジアムに入るという夢を叶えることができた。リヴァプールのおかげで、『アンフィールド』という世界最高の雰囲気を持つ世界最高のスタジアムでプレーすることができた。リヴァプールのおかげで、僕の人生最大の試合であるバルセロナ戦での逆転劇を経験することができた。これも『アンフィールド』のおかげで実現できたことだ。あの瞬間はいつまでも僕の心に残り続けるだろう」
「クラブの象徴でもある大観衆が大好きだ。クラブとファンとの間にある愛の関係性は、いつも僕に感銘を与えている。そして、恐れることなく言える。あの試合の後に、ファンと共に『You will never walk alone』と言ったことが、僕のリヴァプールのキャリアにおける最も印象的な瞬間だった。僕は喜びに満ちた心でこれを言う。このクラブを愛している。レッズ、これまで共に経験してきたすべてのことに感謝している。You will never walk alone.」
なお、ファビーニョが加入したアル・イテハドは、今夏の移籍市場でフランス代表MFエンゴロ・カンテや元同国代表FWカリム・ベンゼマ、ポルトガル人FWジョタらを獲得している。
By サッカーキング編集部
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