今シーズン注目の“若手有望株”を英メディアが特集！　三笘のライバルも名を連ねる

　2023－24シーズンも新たな若手スター選手がプレミアリーグに誕生するかもしれない。1日、イギリスメディア『BBC』が同リーグの若手有望株を特集している。

　8月11日に開幕するプレミアリーグの新シーズンに向けて、同紙は21歳以下の注目若手選手を5名掲載。昨シーズンもブライトンに所属するアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンや、マンチェスター・Cに所属するU－21イングランド代表DFリコ・ルイスなど、様々な“ニュースター”が誕生した同リーグの新たなブレイク候補を予想した。

　1人目に名前が挙がったのは、バーンリーに所属するU－21イングランド代表GKジェームズ・トラッフォード。現在20歳の同選手は、今夏に行われた『UEFA　U-21欧州選手権2023』で優勝したイングランド代表の正守護神としてプレー。驚異的なシュートストップを武器に、同大会の6試合をすべてクリーンシートで押さえ込んだトラッフォードを、将来的にイングランドでトップのGKになる可能性があると絶賛している。

　2人目は、マンチェスター・Uに所属するコビー・メイヌー。弱冠18歳ながら、今夏のプレシーズンマッチで4試合に先発出場している同選手は、年齢からかけ離れた落ち着きとテクニックを披露しており、複数のポジションでプレー可能なMFだ。残念ながら、先月26日のレアル・マドリード戦で足首を負傷したため、シーズン開幕を欠場することが濃厚だが、アカデミー育ちの逸材にファンの期待が集まっていると指摘しつつ、ポジション獲得へ挑戦するシーズンになると主張した。

　3人目は、アストン・ヴィラに所属するU－21イングランド代表FWキャメロン・アーチャー。昨シーズンはレンタル移籍によりミドルズブラでプレーした同選手は、驚くべきスピード、繊細なボールコントロール、そしてゴールを狙う嗅覚を武器に、チャンピオンシップ（イングランド2部リーグ）で11ゴールをマークし、プレーオフ進出に貢献した。これまでのプレミアリーグでは、いずれも80分以降の途中出場となっているため、実績を積むためのシーズンになると紹介している。

　4人目は、マンチェスター・Cに所属するイングランド人MFジェームズ・マカティー。同クラブのアカデミー出身であり、先月26日に行われたバイエルンとのプレシーズンマッチでは先制点を記録した。『BBC』はマカティーの長所を、ゴールを脅かす創造力だと説明している。昨シーズンはレンタル移籍先のシェフィールド・Uでリーグ戦37試合に出場し、9ゴールをマークする活躍を見せ、3シーズンぶりのプレミアリーグ昇格に貢献した。

　5人目は、ブライトンに所属するコートジボワール人FWサイモン・アディングラ。これまでも優秀な若手選手を多く発掘してきた同クラブへ2022年6月に移籍すると、昨シーズンはユニオン・サン・ジロワーズにレンタルで加入し、リーグ戦で10ゴールを記録した。快速を生かして守備を突破するウインガーは、ブライトンでの公式戦出場を果たせていないものの、プレシーズンマッチのブレントフォード戦では2ゴールを奪取しており、すでに実力を証明し始めていると指摘している。

　今回選出された5名の中から、新たなスター選手は誕生するのだろうか。