移籍の理由を明かしたヘンダーソン [写真]=Getty Images
今夏にリヴァプールからサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)に所属するアル・イテファクに移籍したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、その決断の理由を明かしつつ、イングランド代表への想いを語った。9日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。
現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドのアカデミー出身で、コヴェントリーへのレンタル移籍を挟み、2011年夏にリヴァプールへと完全移籍で加入した。その後はリヴァプール一筋でキャリアを積み、2015-16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から腕章を引き継ぐ形でキャプテンに就任し、ピッチ内外で欠かせない存在として12シーズンにわたって活躍。公式戦通算492試合出場で33ゴール61アシストを記録し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献した。
そんなヘンダーソンは今夏の移籍市場でジェラード氏が新監督に就任したアル・イテファクへの移籍を決断。長年にわたって所属したリヴァプールに別れを告げた。そんななか、ヘンダーソンはイギリスメディア『BeanymanSports』のインタビューに応え、移籍の理由について言及し、「僕がここに来たのは明らかにスティーヴン(・ジェラード)の存在が大きな理由だった。彼と一緒に働き、彼の下でプレーしたかった」と明かした。
さらに「最初の試合に向けて、1週間ほどで準備を整える必要がある。でも、必ず準備はできると確信しているよ。僕たちはいくつかの良いトレーニングをこなしてきた。うまくいけば、僕たちは物事を正しい方向に動かし続けられるだろう。間違いなく、チームをより成功させるための力になれる」と続け、新天地サウジアラビアで迎える新シーズンに向けて意気込みを語った。
サウジアラビアに活躍の場を移し、ヨーロッパの舞台から離れることを決断したヘンダーソンだが、自身の代表での活動については「僕はアル・イテファクでプレーし、ベストを尽くすことに集中している。そうするなら、イングランド代表でプレーできない理由はない。イングランド代表としてプレーすることは僕にとって大きな意味があり、代表でもまだ多くの仕事ができるだろう。もちろん、僕はここで自分の仕事をしなければならない。でも、それができればいつも通り代表チームに入れことを願っている」とコメント。イングランド代表でも引き続きプレーする意向を示した。
By サッカーキング編集部
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