チェルシーデビューを果たしたカイセド [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、ほろ苦いデビューを飾ったエクアドル代表MFモイセス・カイセドを擁護した。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
プレミアリーグ第2節が20日に行われ、チェルシーはウェストハムと対戦。7分にCKから先制点を許すと、28分にカーニー・チュクエメカのゴールで追いついたものの、その後エンソ・フェルナンデスがPKを失敗するなど、追加点を挙げられず。53分に勝ち越しゴールを許すと、67分からは数的有利となったが、90+5分にはPKから追加点を奪われ、1-3で敗れた。
争奪戦の末にブライトンから総額1億1500万ポンド(約213億円)と見られる移籍金でチェルシーに加入したカイセドは、この試合に早速ベンチ入りを果たすと、61分から途中出場し、新天地デビューを飾った。しかし、終了間際にPKを献上するなど、ほろ苦いデビュー戦に終わった。
試合前から、移籍が決まる前にしばらくブライトンでトレーニングに参加していなかったことや移籍騒動が二転三転したことなどから、コンディション面が万全ではないカイセドは「起用できて30分くらいだろう」と語っていたポチェッティーノ監督はその通りの起用をしたものの、期待外れの結果に終わったことを受けて同選手を次のように擁護した。
「彼は私たちに準備ができていると言っていた。30分間の出場は彼にとって良かったと思うし、ポジティブなこともたくさんあった。彼は落ち込んでいると思うが、前に進まないといけないし、彼は私たちにとって重要な選手になると思うよ」
前半には多くのチャンスを作り、ゴールに迫ることもあったチェルシー。最終的には75.7パーセントの支配率も記録したが、これで開幕から1分け1敗と新体制で好スタートを切ることはできていない。それでも、ポチェッティーノ監督は「これはメンタルのせいだとは言えない。フットボールは総合的なことだ」と不振に終わった昨季とは劇的に変わったプレシーズンから行ってきたことを続けていくしかないことを強調した。
「今日の結果はパフォーマンスを反映したものではないと思うが、フットボールではこういった状況が起こり得ることを受け入れなければならない。これは新しいチームであり、新しい選手たちであり、選手たちはここ数年ここで起こったことを感じてはいない。信じて実行していくだけだ」
「リヴァプール戦後の私のスピーチを変えることはできない。プロセスを信じなければならないし、落ち着いて続けていく必要がある。それがプロセスだ」
次節、チェルシーは初勝利を目指して25日にホームで昇格組のルートン・タウンと対戦する。
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By サッカーキング編集部
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