プレミアリーグで再び誤審が認められる [写真]=Getty Images
プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)の会長であるハワード・ウェブ氏が、マンチェスター・シティとフルアムの一戦で誤審があったことを認めた。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
2日に行われたプレミアリーグ第4節でマンチェスター・シティとフルアムが対戦。アーリング・ハーランドがハットトリックを達成するなど、5-1でホームのマンチェスター・シティが勝利を収めた。
話題となったのは2-1でマンチェスター・シティが勝ち越した場面。ネイサン・アケがヘディングシュートを叩き込んだが、オフサイドポジションにいたマヌエル・アカンジがボールを避ける動作を見せていたことから、フルアム側は猛抗議をしたものの、得点は認められていた。
試合後にはフルアムを率いるマルコ・シウヴァ監督が「サッカーを知っている人なら、誰でも100パーセントあのゴールを認めないはずだ」と判定を猛批判していたほか、得点が認められていた側のハーランドも「あれはオフサイドだったと思う。彼らには悪いと思うし、僕が逆側だったら同じように怒っていたと思う。彼らにとっては恐ろしい気持ちだろう」と戸惑いも見せていた。
そんななか、PGMOLのウェブ会長が今季から始まったVARの確認作業中の審判間の会話を聞きながら分析する『Match Officials: Mic’d Up』の第一弾に出演。注目を集めたアケのゴールは認められるべきではなかったと語った。
「選手がオフサイドなのか、そしてそのポジションにいることが影響した結果なのかという2つの情報を一緒に集めなければならないので、これらを判断することは必ずしも簡単ではない」
「だが、最初からこれは認められるべきではなかったと思う。アカンジは明らかに躊躇しているように見えるゴールキーパーの(ベルント・)レノに影響を与えていると思う。私たちは明らかなオフサイドの状況だと思ったが、残念ながら当日はそれが特定されなかった。これは間違いだった」
なお、プレミアリーグでは第1節のマンチェスター・ユナイテッドとウルヴァーハンプトン戦でもVARによるミスがあったことを認めているほか、第2節ではリヴァプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターに下されたレッドカードによる出場停止処分が後に撤回されるなど、誤審となる判定が相次いでいる。
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By サッカーキング編集部
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