イングランド代表に初招集されたエンケティア [写真]=Getty Images
イングランド代表に初招集されたFWエディ・エンケティア(アーセナル)が、これまでのキャリアを振り返った。5日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在24歳のエンケティアは、2015年にチェルシーの下部組織から放出され、アーセナルの下部組織に移籍。ユース年代で得点を量産し、2017年9月に行われたヨーロッパリーグのBATE戦でトップチームデビューを飾った。
2019-20シーズン前半は当時2部だったリーズへの期限付き移籍を経験した後、なかなか出場機会を得られていなかったが、21-22シーズン後半戦からチャンスを得ると、昨シーズンは公式戦39試合出場で9ゴール3アシストを記録し、躍進したチームに貢献。今シーズンもここまでリーグ戦4試合出場で2ゴールを記録しており、9月の活動に臨むイングランド代表にも初招集された。
エンケティアは、今夏アーセナルに加入したイングランド代表MFデクラン・ライスとともにチェルシーの下部組織でプレーしていたが、お互いに14歳の時に同クラブからの放出を経験。その後、アーセナルとウェストハムでそれぞれ歩み始めると、今夏アーセナルで再会した上に、今度はフル代表にも一緒に招集されることとなった。
ともにイングランド代表としてピッチに立つ可能性があることにエンケティアは「人生の仕組みというのは時々面白いものだね。僕たちは一緒に戻るために全力を尽くしてきた。ここに至るまで僕たちはそれぞれ異なる道を歩んできたが、クラブと代表でも同じ道を歩んでいくことになった」と振り返りながら、チェルシーから放出されたことが自身の成長に繋がったことも強調した。
「それが役立ったと思う。9歳から14歳までそこ(チェルシー)にいたけど、当時はよくやれていたと思っていたからショックだったね。デクランもその世代で同じような経験をした。それが僕に気づきを与えてくれたと思うし、物事がそのように変化する可能性があるということも知ることができた。努力してきたことをすべて失うというね」
「でも、そのことが困難な時に特別なモチベーションと反発力を与えてくれる。僕はおそらく一部の人が入り込めない、または入りたくない深いレベルまで掘り下げることができる。それはすべて経験の一部だ。選手の中にはそのような経験をしたことがない人もいるかもしれないが、その場合はキャリアの中で落ち込むことになるだろう。これが僕の道のりであり、それが今日の僕になるために役立っている」
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By サッカーキング編集部
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