今夏にアーセナルに加入したGKラヤ [写真]=Getty Images
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、スペイン代表GKダビド・ラヤの先発起用を検討しているようだ。6日、『ミラー』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。
20年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、今夏の移籍市場で推定総額2億800万ポンド（約383億円）を注ぎ込む大型補強を敢行。新戦力のオランダ代表DFユリエン・ティンバー、イングランド代表MFデクラン・ライス、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツを積極的に起用しつつ、リーグ戦最初の4試合を3勝1分の成績で終えている。
一方で、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールの“ライバル”として加入したラヤについては、未だ新天地デビューを果たせていない。ブレントフォードから買い取りオプション付きレンタルでやって来た27歳は、第2節のクリスタル・パレス戦から3試合連続でベンチメンバーに入っているものの、いずれの試合でもラムズデールがゴールマウスを守っている。
出場機会をうかがい続けているラヤだが、近日中にアーセナルでの公式戦デビューを果たす可能性が浮上しているようだ。報道によると、ラヤは加入以降のトレーニングで質の高いパフォーマンスを維持しており、アルテタ監督もその姿に好印象を抱いているとのこと。スペイン代表GKへ数週間に渡るトップチームの出場機会を与えることを本格的に検討しているようだ。なお、アルテタ監督がどのタイミングでラヤの先発起用に踏み切るかは定かではないが、現地時間9月28日に行われる“古巣”ブレントフォードとのカラバオカップ3回戦でチャンスが訪れる可能性が高いと『デイリーメール』は指摘している。
今シーズンは久々にチャンピオンズリーグ（CL）に参戦することもあり、試合数の大幅な増加が見込まれているアーセナル。過密日程を乗り切るべく、ラムズデールとラヤの2人で出場機会が分散される可能性も高い。昨シーズンはプレミアリーグで最高セーブ率を記録し、確かな足元の技術も兼ね備えているラヤ。守護神ラムズデールを脅かす存在になれるのだろうか。ハイレベルな正GK争いが本格的に幕を開けることとなりそうだ。
By サッカーキング編集部
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