昨季まではエヴァートンの主力としてプレーしていたグレイ [写真]=Getty Images
アル・イテファクは7日、エヴァートンからジャマイカ代表FWデマレイ・グレイが完全移籍にて加入することを発表した。
クラブの発表によると、グレイは2027年6月30日までの4年契約を締結したという。移籍金は明かされていないものの、イギリスメディア『ガーディアン』によると、移籍金はおよそ800万ポンド(約15億円)ほどの見込みだ。
グレイは1996年6月28日生まれの27歳。バーミンガムのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームデビューを飾ると、2016年1月には完全移籍でレスターへと渡った。シーズン途中の加入だったため、2015-16シーズンはプレミアリーグ12試合の出場のうち11試合が途中出場にとどまったが、“ミラクル・レスター”の一員としてクラブ史上初の優勝を経験。レスターでは2020-21シーズンの途中までプレーし、公式戦通算169試合に出場して13ゴール17アシストを記録した。
2021年1月にレヴァークーゼンへ完全移籍したものの、2021年夏には完全移籍でのエヴァートン加入が決まり、わずか半年でプレミアリーグに復帰。昨季までの加入後2シーズンは主力の1人として出場機会を得ていたものの、今季に入ると自身の去就を巡ってクラブを率いるショーン・ダイチ監督との関係が悪化。希望していたフルアムへの移籍は実現しなかったものの、移籍市場が長く開いているサウジアラビア行きが決定した。エヴァートンには2シーズン在籍し、通算75試合出場12ゴール6アシストを記録していた。
なお、アル・イテファクは今夏に監督としてスティーヴン・ジェラード氏を招へいしており、リヴァプールからイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、パリ・サンジェルマンからオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、リヨンからフランス人FWムサ・デンベレらも獲得。今季のサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)では第5節終了時点で3勝1分1敗の成績を残しており、現在は5位につけている。
By サッカーキング編集部
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