レアル・マドリードに所属するMFベリンガム [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は8日、今夏の移籍市場を調査した『International Transfer Snapshot』を発表し、男子サッカーと女子サッカーの両方で、海外移籍の移籍金総額が過去最高となったことを明らかにした。
男子サッカー
男子サッカーでは、2023年6月1日から9月1日の間における国際移籍の移籍金総額が73億6000万ドル(約1兆800億円)となり、史上最高額を更新。前年は50億ドル(約7337億円)で、前年比では47.2パーセント増だった。
移籍金支出
国・地域別でみると、支払った移籍金はイングランドがトップで19億8000万ドル(約2905億円)。イングランドは選手の加入数、放出数でもトップだった。
大物選手を多数獲得したサウジアラビアは、総額8億7540万ドル(約1285億円)で2位にランクイン。8億5970万ドル(約1261億円)のフランス、7億6240万ドル(約1118億円)のドイツ、7億1100万ドル(約1042億円)のイタリア、4億560万ドル(約595億円)のスペインなど、欧州主要リーグを上回った。
この結果、アジアサッカー連盟(AFC)に加盟するクラブの移籍金(支出)が世界全体の14.0パーセントを占めることになり、欧州サッカー連盟(UEFA)以外の地域で史上初めて世界全体の10パーセントを超える金額となった。
移籍金収入
移籍金収入に関しては、ドイツが11億1000万ドル(約1629億円)で1位。単一連盟では史上初となる夏の移籍市場での移籍金収入総額10億ドル(約1467億円)以上を記録した。
女子サッカー
女子サッカーは、移籍回数が6年連続で増加し、今年は前年比19.1パーセント増となる829件の移籍が実現した。そのうち66件に移籍金が発生し、これは前年比83.3パーセント増となった。
国・地域別でみると、女子サッカーでもヨーロッパが優勢で、634回の加入、565回の放出があった。加入の回数ではドイツが1位の55回、放出の回数はフランスが53回でトップだった。
移籍金の総額は、2022年の夏の移籍市場と比べて2倍以上に増加。史上最多の300万ドル(約4億4000万円)を記録した。
エージェント手数料
移籍時に選手の代理人(エージェント)へ支払われる手数料も、6億9660万ドル(約1021億円)と高騰しており、過去最高額を更新している。
By サッカーキング編集部
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