チェルシーでプレーするGKサンチェス [写真]=Getty Images
今夏チェルシーに加入したスペイン代表GKロベルト・サンチェスが、ブライトンから移籍したことについて言及した。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在25歳のサンチェスは母国のレバンテの下部組織を経て、2013年夏にブライトンの下部組織に加入した。下部リーグへの複数回のレンタル移籍を経験した後、2020-21シーズンにトップチームデビュー。程なくして正GKに定着すると、2021年9月にはスペイン代表にもデビューを果たした。しかし、昨シーズンの終盤に33歳のイングランド人GKジェイソン・スティールに定位置を奪われ、控えに降格。今夏の退団が濃厚になっていたなか、チェルシーへと完全移籍を果たした。
突如出場機会を失った昨シーズンについて聞かれたサンチェスは「昨シーズンはよくやっていたと思う。彼(ロベルト・デ・ゼルビ監督)にはチームに対する見解があり、どういうわけか彼は自分が望むようなGKの種類として僕を数えず、違う選手(スティール)を選んでいた」と実際の理由はわからないとしつつ、次のように続けた。
「彼(スティール)が監督のやりたいことにより適していたんだと思う。でも、僕も彼のことを嬉しく思っているよ。なぜなら、2年半もの間、彼は僕をサポートしてくれていたんだからね。今は彼がそのチャンスを掴んだんだ」
また、今夏の移籍市場での心境については「かなりリラックスしていた。GKとしての自分のレベルを知っているし、どこかで何らかの形でプレーすることはわかっていたから、リラックスしてチャンスが来るのを待っていた」と明かしたサンチェスだが、チェルシーから打診があった際には驚きもあったようだ。
「移籍市場が進むにつれていろいろなことを聞いたが、チェルシーから連絡が来た時、『ノー』とは言えなかった。彼らが僕に提示したもの、持っていたプランは信じられないものだった」
当初はスペイン代表GKケパ・アリサバラガとポジションを争うことが予想されていたが、同選手がレアル・マドリードへとレンタル移籍したことで必然的に守護神を務めることになり、ここまで公式戦全5試合にフル出場しているサンチェス。しかし、チームは昨夏からの大型補強で選手が大きく入れ替わっているほか、今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任して新体制となったこともあり、リーグ戦は開幕から1勝1分け2敗で12位と思うような成績は残せていない。
それでも、サンチェスは「僕たちには素晴らしい監督、スタッフ、選手たちがいるが、とても若いチームなんだ。この話を何度も聞いてきたけど、選手たちは様々な状況からやって来て、彼らにとってはこれが初めてで、時間が必要」であることを強調しながら、今シーズンへの意気込みも口にした。
「僕たちはできるだけ早く改善しようとしている。勝ちたいのはわかっているけど、それには時間もかかる。勝つことは最も重要なことで、それが僕たちに最高の気分を与えてくれる。僕たちはそこに辿り着けると思うよ」
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By サッカーキング編集部
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