アーセナルが7季ぶりのCLへ！…アルテタ監督が意気込み「挑戦を楽しむことが重要」

　アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、チャンピオンズリーグ（CL）初戦に向けた意気込みを示した。19日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　昨シーズンのプレミアリーグを“3冠王者”マンチェスター・シティに次ぐ2位で終え、久々にCL出場権を獲得したアーセナル。ベスト16敗退に終わった2016－17シーズン以来の参戦となる本大会では、セビージャ（スペイン）、PSV（オランダ）、RCランス（フランス）と同居するグループBに入った。現地時間20日には本拠地『エミレーツ・スタジアム』にて、PSVとの初戦に臨む。

　指揮官として臨む初めてのCLを前に、アルテタ監督は「誇らしく思うと同時に興奮している。クラブにとっては久しぶりの大会だし、もちろん監督としても初めての舞台なのでとても楽しみだよ」とコメント。そのうえで、今大会に向けた意気込みと、初戦の対戦相手であるPSVへの警戒感を次のように口にした。

「我々はこの舞台を追い求め、この舞台のために戦ってきた。そして今、その機会を手にしたのだから、最大限に活用する必要がある。ホームから始まるので、サポーターたちもきっと興奮しているだろう。それを上手くコントロールし、挑戦を楽しむことが重要だ」

「我々はグループステージを通過することを求めているが、これはフットボールであり、明日は本当に良いチームと対戦することになる。今シーズンの彼ら（PSV）は一度も負けておらず、ほとんどの試合に勝利している。CLに出場している他のチームと同様に、勝つことに慣れているんだ。明日は非常に厳しいテストになるだろうし、そのことは確信しているよ」

　2019年冬の就任後、“強豪復活”に向けて少しずつアーセナルの変革を進めてきたアルテタ監督。「チームを改善するために正しいことをしてきたと思う。今の我々はこの舞台に値する」と語りつつ、「毎日のように証明しなければならないことがある。明日は、我々が可能な限り最善の準備をしてきたこと、そして勝利のために可能な限り最善のプレー機会を選手たちに与えていることを証明しなければならない。それがスポーツの現実だ」と意気込んだ。
　
　また、41歳のスペイン人指揮官は、直近のリーグ戦で負傷交代したブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの状態についても言及。「彼はハムストリングに何かを感じている。大きな損傷があるかどうかを確認するために、さらにいくつかの検査を行う必要がある。明日の試合に欠場することは確かだ」と、左ウイング（WG）の主力を担う“快足”ドリブラーの欠場を明言した。

　アーセナルにとって7年ぶりの欧州最高峰の舞台、そして今シーズンのCL初陣となるPSV戦は、日本時間の21日午前4時にキックオフを迎える。