プレミアリーグ第11節が6日に行われ、トッテナムとチェルシーが対戦した。
今シーズンは序盤から好調を維持し、リーグ戦無敗を継続しながら首位(前日のマンチェスター・シティの試合結果により暫定2位)を走るトッテナム。一方、暫定13位チェルシーは、昨季からの不振を引きずるかのような苦しいシーズンを送っており、両者異なる状況のなかで、“ロンドン・ダービー”のキックオフを迎えた。
試合は、開始早々にトッテナムがスコアを動かす。GKを経由して自陣ゴール前からボールを繋ぐと、左サイドの低い位置まで降りてきたトップ下のジェームズ・マディソンが、センターサークル付近で待つパペ・マタル・サールに斜めのパスを差し込む。そのまま右サイドに張っていたデヤン・クルゼフスキへと素早く展開し、ドリブルでボックス内に侵入し左足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってゴールイン。トッテナムが先制に成功した。
勢いに乗るトッテナムは、13分にも低い位置からのビルドアップでチェルシーのプレスを打開し、ピッチ中央にポジションを取っていたデスティニー・ウドジェが左サイドへとボールを繋ぐ。パスを受けたブレナン・ジョンソンは、ダイレクトでグランダーのアーリークロスを供給。DFラインとGKの間に走り込んだソン・フンミンが右足で合わせ、2点目かと思われた場面だったが、VARの介入により得点は取り消しとなった。
対するチェルシーは、21分に左サイドでボールを奪取しカウンターを仕掛けると、リース・ジェームズのロングパスに反応したラヒーム・スターリングが、左サイドを抜け出す。ペナルティエリア内にドリブルで持ち運んで放ったシュートはDFに当たったものの、跳ね返ったボールは再びスターリングの元へとこぼれ、右足で押し込んでネットを揺らす。しかし、跳ね返ったボールが、スターリングの手に当たっていたため、得点は認められなかった。
すると、27分にチェルシーが高い位置でトッテナムからボールを奪い、素早くゴール前へと仕掛け、ボックス前での混戦で生まれたセカンドボールを拾ったモイセス・カイセドが、低くコントロールされたミドルシュートをゴールに突き刺す。得点は、オフサイドラインを超えていたニコラス・ジャクソンが、プレーに関与したとして取り消しになったが、シュートの直前にクリスティアン・ロメロがクリアを狙った際、蹴り足の裏がエンソ・フェルナンデスに直撃していたため、VARの判断によって退場に。与えられたPKをコール・パルマーが決めて、チェルシーが試合を振り出しに戻した。
前半アディショナルタイムには、トッテナムのセンターバックを務めていたミッキー・ファン・デ・フェンが筋肉系のトラブルに見舞われピッチを後に。さらに、足首を痛めていたマディソンも同時に途中後退を余儀なくされ、トッテナムは苦しい状況のなか、ハーフタイムを迎えることとなった。
数的不利となったトッテナムだったが、後半の開始直後にはデスティニー・ウドジェが2枚目のイエローカートを提示され、退場処分を受ける。これによりトッテナムは、9人での戦いを強いられることとなってしまった。しかし、チェルシーは、相手の4-3-1のハイラインと、GKグリエルモ・ヴィカーリオを攻略できず、ゲームはこう着状態が続く。
そんななか、チェルシーが75分に細かいパスワークでトッテナムを翻弄し、ハーフライン付近の右サイドでボール持ったR・ジェームズが、DFラインの背後へスプリントしたスターリングにスルーパスを送る。そのままボックス内に侵入すると、並走してきたニコラス・ジャクソンに横パスを流し、確実にゴールへと流し込んでチェルシーが逆転弾を奪った。
直後の78分には、トッテナムが左サイドでフリーキックを獲得。深いエリアからペドロ・ポロが鋭いボールを送り込むと、ロドリゴ・ベンタンクールが頭で逸らし、大外で待ち受けていたエリック・ダイアーがダイレクトで合わせてネットを揺らす。だが、ダイアーにオフサイドの判定が下り、同点とはならず。後半のアディショナルタイムには、チェルシーのニコラス・ジャクソンが2得点を記録し、ハットトリックを達成した。
結局、試合は4-1で終了し、チェルシーが逆転勝利を収めた。なお、トッテナム指揮官のアンジェ・ポステコグルー監督が、横浜F・マリノス時代から維持していたホーム無敗記録は、52試合で途切れることとなった。次節、トッテナムは11日にアウェイで、ウルヴァーハンプトンと対戦。チェルシーは12日にホームでマンチェスター・シティと対戦する。
【得点者】
1-0 6分 デヤン・クルゼフスキ(トッテナム)
1-1 35分 コール・パルマー(PK/チェルシー)
1-2 75分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
1-3 90+4分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
1-4 90+7分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
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By サッカーキング編集部
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