再びイングランド代表に招集されなかったスターリング [写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、チェルシーに所属するFWラヒーム・スターリングを招集しなかった理由を説明した。9日、同国代表の公式サイトがコメントを伝えている。
11月のEURO2024予選に臨むイングランド代表はメンバー25名を発表。ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)やジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)など主力を順当に選出した一方で、今季チェルシーで調子を取り戻したスターリングはFIFAワールドカップカタール2022終了後、5回連続で招集外となった。
現在28歳のスターリングは今季ここまでプレミアリーグ11試合出場で3ゴール2アシストを記録。さらに、イギリスメディア『スカイスポーツ』では対戦相手のペナルティエリア内でプレミアリーグの選手で最多となる107回のタッチ数を記録していることが伝えられるなど、好調を維持しているものの、代表には招集されないことに大きな注目が集まっている。
長年イングランド代表の中心メンバーだったにもかかわらず、またしてもスターリングが招集外となったことにサウスゲート監督は「ラヒームだけではなく、このチームにいない他の選手にも100パーセント扉は開かれている。そのことに疑いの余地もない」ことを強調した一方で、次のように説明を続けた。
「彼の質や性格について知る必要はない。私たちがここ数年にわたってこのような旅を続けてきた重要な部分を彼は担っていたからね。でも、ここ何回かの選考会議で私が述べてきたことを繰り返すことしかできない。チームは本当に良いプレーをしていて、前回のイタリア戦では格別な勝利も手にした。だから、誰を外して彼をいれるんだい? 本当に単純なことなんだ」
「彼は3月や6月には起用できないなか、チームは順調にスタートした。イタリアには60年ぶりに勝利し、6月の2試合のパフォーマンスは素晴らしかった。だから、そのグループに固執しようと思った。この予選を通して、私たちはほぼこのグループに固執していた。チームに所属している選手たちに公平だと感じたため、意図的にあまり多くの変更を加えなかった」
「パフォーマンスは素晴らしいし、出場枠をめぐって激しい競争が繰り広げられている。ラヒームがクラブにとって危険な存在になっていることに疑いの余地はない。彼は今シーズンの開幕から元気そうに見えるけど、先ほども言ったように、このチームにいない選手の中には負傷している選手や扉が完全に開いている選手たちもいる。私たちは常にそれらに対してオープンだよ」
これを受け、チームが固まっているのなら、スターリングには呼ぶ場所がないというメッセージなのかと聞かれたサウスゲート監督は「ノー。そんなメッセージを送るつもりはない」と否定しながら、「そこはどのポジションよりも競争が激しい場所だ」とも語った。
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By サッカーキング編集部
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