アル・ヒラルでプレーするルベン・ネヴェス [写真]=Getty Images
アーセナルがアル・ヒラル所属のポルトガル代表MFルベン・ネヴェスに関心を寄せているようだ。14日、『デイリーメール』や『90min』など複数のイギリスメディアが伝えている。
現在26歳のネヴェスは守備的MFを主戦場とするプレーヤー。母国の名門ポルトで頭角を表し、2017年8月にウルヴァーハンプトン(ウルブス)へ完全移籍で加入した。豊富な運動量と高精度のキックを武器に中盤の主軸に定着すると、約6年間の在籍で公式戦通算253試合に出場し30ゴール13アシストを記録。今夏にはアル・ヒラルに完全移籍で加入し、ここまで公式戦17試合の出場で2ゴール1アシストをマークしている。
今夏にサウジアラビアへ新天地を求めたネヴェスだが、わずか半年ほどでのヨーロッパ復帰の可能性が浮上しているという。今回の報道によると、アーセナルが来年1月に開幕する冬の移籍市場での獲得を検討しているとのこと。チームを率いるミケル・アルテタ監督は、負傷離脱を繰り返すガーナ代表MFトーマス・パルティの去就が不透明となっていることや、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツが適応に苦戦していることを考慮し、中盤の補強に乗り出したいと考えているという。
アストン・ヴィラ所属のブラジル代表MFドウグラス・ルイスが優先的なターゲットとも報じられているが、エドゥSD(スポーツディレクター)がかねてから動向を注視し、過去の移籍市場では関心も明らかになっていたネヴェスも獲得候補としてリストアップされているようだ。選手本人はアル・ヒラルで主力として活躍しているものの、具体的なオファーが提示された場合にはヨーロッパ復帰を検討する可能性があるという。
なお、同選手に対してはニューカッスルも関心を寄せており、来たる冬の移籍市場でのレンタルを画策している模様。しかしながら、『デイリーメール』や『90min』は、近日中に開催されるプレミアリーグの株主総会にて、同じオーナーが所有するクラブ間でのレンタル移籍を一時的に制限する案が成立する可能性があることを指摘。これが実現した場合、同じくサウジアラビアの公共投資ファンドが運営に携わっているニューカッスルとアル・ヒラル間での選手のレンタル移籍、すなわちネヴェスのレンタル移籍は不可能になると報じている。
アーセナルはネヴェスやD・ルイスのほかに、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディやフルミネンセ所属のブラジル代表MFアンドレにも興味を示しているとのこと。シーズンが中盤戦に差し掛かるなか、各クラブはどのような動きを見せるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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