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プレミアリーグでNo.1の働き者とは? 走行距離ランキングトップ10

2023.11.17

プレミアリーグの走行距離ランキングトップ10入りを果たした選手たち [写真]=Getty Images

 今シーズンのプレミアリーグで最も走っている選手は誰なのか?

 “世界最強”と呼ばれるプレミアリーグは、今季ここまで各チーム12試合ずつを消化し、徐々にだが勢力図が見えてきた。順位表の上位に目を向けると、勝ち点3差の中に5チームがひしめき合う混戦模様。優勝争いは近年まれに見るほどの激しいバトルになりそうだ。

 そんな今季のプレミアリーグで、誰が最も働いているのだろうか? それでは今季プレミアリーグ第12節を終えた時点での「走行距離ランキング」を見てみよう。

[写真]=Getty Images

■6~10位

走行距離ランキング

 やはりトップ10に食い込むには、全試合に出場していることが最低条件…と思われがちだが、必ずしもそういうわけではない! 10位にランクインしたのは今季サウサンプトンからウェストハムに加入したMFジェームズ・ウォード・プラウズだ。彼がウェストハムに加入したのは、開幕戦の2日後のこと。そのため初戦には出ておらず、今季の出場数は11試合にもかかわらず、ここまで走行距離「126.9km」で10位にランクイン。正確無比の右足ばかりに注目が集まるウォード・プラウズだが、献身的な働きも魅力で、今月12日のノッティンガム・フォレスト戦では1試合で「12.95㎞」をマーク。1試合単位で見ると今季プレミア5位の走行距離を誇った!

 9位はウェストハムからアーセナルにやってきたイングランド代表MFデクラン・ライス。彼の場合は開幕戦からチームの主軸として全12試合に出場。9月のノースロンドン・ダービーでケガのためハーフタイムに交代したとはいえ、ここまでチーム最多「129.7㎞」の走行距離で9位に入った。

 8位も今季の新戦力。ライプツィヒからリヴァプールにやってきたハンガリー代表MFドミニク・ソボスライは全12試合に先発出場し、フィールドプレーヤーとしてはチーム最長の出場時間で走行距離は「132.2㎞」。右足のキック技術もさることながら、ユルゲン・クロップ監督が求める“ヘビーメタル・サッカー”を体現するように走り回って攻撃に絡んでいる。9月末のトッテナム戦では、最終的に負けたしたものの、2名の退場者を出しながら最後まで足が止まることなく走り続けて周囲を驚かせた。どうやら、どんな業界でも転職組は新しい職場でアピールが必要なのか、8~10位には新戦力が名を連ねた!

 7位はブレントフォードブライアン・ムベウモ。チームの絶対的エースであるFWイヴァン・トニーが賭博問題で1月まで出場停止となっているなか、ムベウモはここまでチーム最多6ゴールを決めながら運動量でもチーム1位をマークしている。今季プレミアでMF/FWの選手でここまで全試合にフル出場しているのは彼とマンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスだけ。常にピッチに立ち、ゴールも奪い、そして「132.4㎞」の走行距離を誇っている。

 6位はウェストハムから2人目のランクインとなるチェコ代表DFヴラディミール・ツォウファル。精力的にアップダウンを繰り返す右SBは、今季プレミアで1試合を除いて全試合にフル出場。チーム最多の「133.9㎞」の走行距離をマークしている。

■5位:MFコナー・ギャラガーチェルシー) 134.6㎞

コナー・ギャラガー

 トップ5の一人目は、チェルシーの生え抜きMFコナー・ギャラガー(23歳)だ。イングランド代表のMFは、今季完全にレギュラーを確保すると、ハードワークを求めるマウリシオ・ポチェッティーノ新監督の下で大いに躍動。過渡期にあるチームの中盤で、足を止めずに走り回って体を張った守備を見せたかと思えば、ゴール前にも飛び込んでいく。今季ここまで2試合を除いて全試合にフル出場し、チーム最長となる「134.6㎞」を記録している。

 そんな働き者は監督からの信頼も厚く、8月のカラバオ・カップ2回戦のウィンブルドン戦で初めて腕章を託されると、その後もケガで不在のDFリース・ジェームズに代わってプレミアリーグでも大役を任された。初めてリーグ戦でキャプテンを務めたときは、直前に知らされたという。「(控え室で)着替える準備をしていると、自分のユニフォームのところに腕章があった。用具係に『これは僕の?』と聞くと『そうだね』と答えてくれた。両親もとても誇りに思ってくれた」

■4位:MFデヤン・クルゼフスキトッテナム) 135.9㎞

デヤン・クルゼフスキ

 アンジェ・ポステコグルー新監督を招いて開幕10試合に負けなかったトッテナムの献身的なアタッカーが4位に入った。複雑そうな“アンジェ・ボール”にもすぐに馴染んだ右ウィングは、何といっても持久力が自慢。スウェーデン代表MFは、どれだけ走っても最後まで足が止まらず、ここまで12試合で「135.9㎞」。第3節のボーンマス戦では今季プレミアで3番目の記録となる走行距離「13㎞」をマークしたほか、5節のシェフィールド・ユナイテッド戦ではリーグ9位の「12.75㎞」。今季プレミアの1試合の走行距離ランキングで、2回もランクインしているのはクルゼフスキだけだ!

■3位:MFアブドゥライェ・ドゥクレエヴァートン) 137.1㎞

アブドゥライェ・ドゥクレ

 3位はエヴァートンのMFアブドゥライェ・ドゥクレ(30歳)だ。過去に名将カルロ・アンチェロッティ監督から「守備的MFでもNo.10でも、彼は何でもできる」と絶賛されたことのある中盤の“何でも屋”は、今季ここまで全12試合にスタメン出場して「137.1㎞」をマーク。10月末の第10節ウェストハム戦では、相変わらずの運動量で今季プレミアリーグの最長記録となる「13.27㎞」を走って見せた。

 今季はトップ下やセカンドトップで起用されることが多く、すでに4ゴールを決めており、この調子ならプレミアでのシーズン自己ベスト(7点)を更新するはずだ。

■2位:MFブルーノ・フェルナンデスマンチェスター・ユナイテッド) 137.2㎞

ブルーノ・フェルナンデス

 マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(29歳)が2位にランクイン。今季からキャプテンを任されている世界的プレイメーカーは、あれだけ繊細な足技やパスを披露しながら、リーグ2位の走行距離(137.2㎞)を誇っている。今季プレミアでは全12試合にフル出場しており、ここまで3ゴール&2アシスト。どの数字もチーム最多という驚異的なプレーヤーだ。

 さらに、彼はファインゴール製造機としても知られる。9月のバーンリー戦では、前半終了間際に敵DFラインの裏のスペースを探りながらボックス内に入ると、DFジョニー・エヴァンズからのロングパスをノートラップで逆サイドのネットに蹴り込んだ。これが9月のプレミアリーグ月間ベストゴールに選出され、歴代最多となる3度目の受賞を果たした。

■1位:MFクリスティアン・ノアゴールブレントフォード) 138.2㎞

クリスティアン・ノアゴール

 栄えある第1位は、ブレントフォードのデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴール(29歳)だ。今季ここまで全試合に先発出場して「138.2㎞」をマーク。この結果は、ブレントフォードのファンからしたら全く驚きではないだろう。2019年にフィオレンティーナから加入した守備的MFは、常に動いてボールを拾い続けているイメージがある。

 昨シーズンはケガの影響で22試合の出場に留まったが、2021-22シーズンはプレミア35試合に出場してリーグ3位の走行距離を記録。「全試合に出ていれば1位だった…」と誰もが思ったはず。それを証明するかのように今季はリーグ最長距離を誇っている。1試合での走行距離を見ると最長は「12.37㎞」でトップ10には入ってこないが、毎試合のように高いパフォーマンスを維持している。彼の場合、懸念はイエローカードだ。今季ここまで既に4枚を貰っており、累積での出場停止にリーチがかかっている!

(記事/Footmedia

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