アーセナルで活躍中の冨安健洋 [写真]=Getty Images
アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に対し、バイエルンが関心を寄せているようだ。20日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨シーズンはドルトムントとの熾烈な優勝争いを制し、前人未到のブンデスリーガ11連覇を達成したバイエルン。今シーズンもここまでリーグ戦11試合を消化し9勝2分で無敗を維持。首位レヴァークーゼンを「2」ポイント差で追う展開となっているが、4連勝で決勝トーナメント進出を決めたチャンピオンズリーグ(CL)を含めまずまずの序盤戦を過ごしている。
しかし、就任2年目のトーマス・トゥヘル監督はチームの守備面を不安視しており、今後の移籍市場にてセンターバック(CB)の補強に乗り出したいと考えているようだ。移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏によると、在籍3年目のアーセナルで存在感を放つ冨安もバイエルンが関心を寄せる選手の1人だという。ドイツの“絶対王者”は、本職のCBに加え左右のサイドバック(SB)をハイレベルにこなす冨安のユーティリティー性を高く評価しているとのことで、今夏の移籍市場においても獲得を検討していたようだ。
しかし、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が冨安を重要な戦力と位置付けていることに加え、年明けにAFCアジアカップが控えていることから1月の移籍の可能性は低いと報じられている。それでもバイエルンは来夏以降の獲得の可能性を模索するべく、今後も同選手の動向を注視し続けるようだ。一方で20日のイギリスメディア『TeamTalk』によると、アーセナル側も冨安との現行契約が2025年6月末で満了となることを考慮し、新契約の提示を本格的に検討しているという。
現在25歳の冨安は2021年夏にアーセナルへ完全移籍加入し、ここまで公式戦通算69試合の出場で1ゴール3アシストをマーク。昨シーズンはウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ加入の影響で出場機会を減らしたものの、今シーズンは堅実な守備と効果的な攻撃参加で評価を高めており、左SBを主戦場にここまで公式戦16試合に出場している。
なお、バイエルンは冨安のほかにマンチェスター・ユナイテッド所属の元フランス代表DFラファエル・ヴァランや、チェルシー所属のイングランド代表DFトレヴォ・チェロバーにも関心を寄せているようだ。
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By サッカーキング編集部
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