トッテナム戦の終盤、フーパー主審を取り囲んだマンCの選手たち [写真]=Getty Images
マンチェスター・シティがプレミアリーグ第14節トッテナム戦で選手のコントロールを怠ったとして、イングランドサッカー協会(FA)から告発された。4日、『BBC』や『ガーディアン』など複数のイギリスメディアが伝えている。
上位対決となった現地時間3日の一戦は序盤から激しい点の取り合いに。6分に鋭いカウンターから韓国代表FWソン・フンミンがトッテナムに先制点をもたらすも、マンチェスター・シティは前半のうちに逆転に成功。その後1点を返されるも、81分にイングランド代表FWジャック・グリーリッシュのゴールで勝ち越した。しかし、90分にスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキにヘディングを叩き込まれ逃げ切りに失敗。マンチェスター・シティはリーグ戦3試合連続の引き分けとなった。
この試合で物議を醸しているのが、3-3で迎えた90+5分の場面だ。中盤でボールをキープしたノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが相手選手と接触しながらも前方にスルーパスを供給。これに反応したグリーリッシュがDFラインの背後に抜け出したものの、サイモン・フーパー主審はハーランドに対するファウルの判定を下し、プレーは中断となった。
“アドバンテージ”が適用されず、結果的に決定機を失うこととなったマンチェスター・シティの選手たちは、フーパー主審を取り囲んで猛抗議。ハーランドは試合後に自身の公式Xにて、当該部分の動画を引用しつつ抗議の言葉を投稿し、ジョゼップ・グアルディオラ監督も「主審はすでにプレー続行を指示した後で笛を吹く決断をした。パスの後に笛が鳴ったので、この行動は理解できない」と不満を露わにしていた。
今回の報道によると、FAはマンチェスター・シティの選手たちが「不適切、攻撃的、暴力的、脅迫的、虐待的、猥褻、侮辱的または挑発的な行動」を取らないよう義務付けた規則E20.1に違反したとして、同クラブを告発。当該場面で複数選手がフーパー主審を取り囲んだ行為が規則違反に該当し、「クラブは選手たちが不適切な振る舞いをしないようコントロールすることができなかった」などと指摘しているという。
なお、FAはこの試合に関して追加の告発は行わない模様。マンチェスター・シティはFAからの告発に対し、現地時間7日木曜日までに回答を提出する必要があるという。同クラブがFAに告発されるのはこの1年間で3例目となっており、罰金額も高額になる可能性が高いと『デイリーメール』は指摘している。
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By サッカーキング編集部
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