追加点を決めたN・ジャクソン（右） [写真]＝Getty Images
プレミアリーグ第17節が16日に行われ、チェルシーとシェフィールド・ユナイテッドが対戦した。
今季のチェルシーはやや安定感の欠けた戦いぶりとなっている。スペクタクルな撃ち合いを演じた第12節マンチェスター・シティ戦（4－4）のようにハイパフォーマンスを見せたかと思えば、続く第13節ではニューカッスルに完敗（●1－4）を喫するなど、浮き沈みの激しいシーズン序盤戦だ。現在マンチェスター・ユナイテッド（●1－2）、エヴァートン（●0－2）を相手に2連敗を喫している中、今節は本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に、ここまで2勝2分12敗で最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドを迎える。
チェルシーはチアゴ・シウヴァ、モイセス・カイセド、ラヒーム・スターリングらがスターティングメンバーに並んだ。エンソ・フェルナンデスはベンチからのスタートとなり、負傷により長期離脱を強いられていたクリストファー・エンクンクは今季初の公式戦ベンチ入りを果たしている。一方、シェフィールド・ユナイテッドはアンドレ・ブルックスやキャメロン・アーチャーらが先発に名を連ねた。
試合はチェルシーが主導権を握りながら進んでいくが、なかなか決定的なシーンを作り出すには至らない。15分には敵陣中央でボールを奪い返したコナーデ・ギャラガーが自らミドルシュートを打つが、GKウェス・フォデリンガムの正面へ。対するシェフィールド・ユナイテッドは23分、敵陣左サイドからカットインしたアーチャーが右足を振り抜くも、シュートは曲がりきらずに枠の外へ外れる。前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると均衡が破れる。54分、敵陣中央でギャラガーからのパスを受けたコール・パルマーが斜めに繋ぐと、前を向いたスターリングがペナルティエリア右を縦へ突破。スピードに乗って中央へ折り返すと、最後は走り込んだパルマーがダイレクトで沈める。チェルシーが先手を取った。
勢いに乗ったチェルシーは61分、ミハイロ・ムドリクが右サイドへ展開すると、前を向いてボールを受けたパルマーがカットインから中央へ預ける。ギャラガーとのパス交換からスターリングが狙うも、ここはGKフォデリンガムがセービング。それでも、こぼれ球を拾ったパルマーがダイレクトで折り返すと、最後はフリーのニコラス・ジャクソンがダイレクトで流し込んだ。
2点リードとなったチェルシーはやや余裕を持って試合を進め、スターリングやパルマーが敵陣でゴールに迫る場面を作る。88分には自らのドリブル突破で得たフリーキックを直接狙ったが、シュートはGKフォデリンガムに弾かれた。
試合はこのままタイムアップ。チェルシーが3試合ぶりの白星を飾った。一方のシェフィールド・ユナイテッドは今季初の連勝とはならず。2試合ぶりの黒星を喫している。
この後、チェルシーは19日にカラバオ・カップ（リーグカップ）準々決勝でニューカッスルと対戦。次節のプレミアリーグは24日に行われ、ウルヴァーハンプトンの本拠地に乗り込む。一方、シェフィールド・ユナイテッドは22日に次節のプレミアリーグでアストン・ヴィラと敵地で激突する。
【スコア】
チェルシー 2－0 シェフィールド・ユナイテッド
【得点者】
1－0 54分 コール・パルマー（チェルシー）
2－0 61分 ニコラス・ジャクソン（チェルシー）
By サッカーキング編集部
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