プレミア復帰が噂されるヘンダーソン [写真]=Getty Images
サウジアラビアのアル・イテファクに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、プレミアリーグ復帰を希望しているようだ。7日、イギリス紙『デイリーメール』が報じている。
現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドのアカデミー出身で、コヴェントリーへのレンタル移籍を挟み、2011年夏にリヴァプールへと完全移籍で加入した。その後はリヴァプール一筋でキャリアを積み、2015-16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から腕章を引き継ぐ形でキャプテンに就任し、ピッチ内外で欠かせない存在として12シーズンにわたって活躍。公式戦通算492試合出場で33ゴール61アシストを記録し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献した。
そんなヘンダーソンだが、昨夏の移籍市場では新天地をサウジアラビアに求め、ジェラード監督率いるアル・イテファクへの移籍を決断。新天地でもキャプテンを務め、公式戦19試合で5得点を決めているものの、チームはリーグ戦で首位アル・ヒラルと「28」ポイント差の8位と低迷している。
そんななか、今回の報道によると、ヘンダーソンは加入からわずか半年でサウジアラビアを去る可能性がある模様で、プレミアリーグへの復帰を熱望しているようだ。ヘンダーソンはライフスタイルの変化や高温多湿なサウジアラビアの気候への適応に苦しんでおり、チームメイトにも移籍の可能性をほのめかしているとのこと。また、LGBTQ+の支持者として活動を続けていた同選手が、同性愛が違法となっているサウジアラビアに移籍した際には多くの団体から反発が起こり、その影響も大きいとも報じられている。
現在、ヘンダーソンは週給70万ポンド(約1億2900万円)と言われる破格の待遇でサウジアラビアでプレーしているものの、プレミア復帰となれば大幅な減俸が予想されることに加え、半年でアル・イテファクから離れることになれば、700万ポンド(約13億円)程度の税金の支払いが生じる可能性もあると伝えられており、それらを覚悟の上で今冬の移籍市場で届くオファーを真剣に検討すると報じられている。
果たして、ヘンダーソンはわずか半年でサウジアラビアを離れることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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