チェルシーを率いるポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、ミドルスブラ(2部)戦を振り返った。
カラバオ・カップ(リーグカップ)準決勝のファーストレグが9日に行われ、チェルシーは敵地でミドルスブラ(2部)と対戦。37分に失点をすると、決定機を決められないまま試合は終了し、0-1で先勝を許すこととなった。
なお、データサイト『OPTA』によると、リーグカップでチェルシーが下位リーグに所属するチームに敗れたのは1999年10月のハダースフィールド以来のことに。また、昨シーズンの開幕以降の公式戦で31敗を喫しているチェルシーは、ボーンマスとノッティンガム・フォレスト(それぞれ32敗)に次いで、敗戦数が多いプレミアリーグのクラブとなっているほか、アウェイでの敗戦数は「21」と最多を記録する事態にもなっていることが明らかになっている。
今シーズンは度々、ゴールチャンスの質を数値化した「ゴール期待値(xG)」では好記録を残している一方で、それを決められないことが問題になっているチェルシー。この試合でも何度か決定機を外してしまい、無得点で敗れる結果となった。
試合後、ポチェッティーノ監督はイギリスメディア『スカイスポーツ』で「今日、プレッシャーやインテンシティは素晴らしかった。何も言うことがない。前半にはいくつかミスをしてしまい、彼らにチャンスを与えてしまった。それが彼らをアグレッシブでタフにしてしまった」と振り返りながら、次のように続けた。
「彼らはカウンターを基本とし、低い位置でブロックを構えていたから、崩すことは難しかった。得点するにはあまりにも多くのチャンスがあったが、決められなかった。それがフットボールだ。全員失望しているけど、前半が終わった段階であるから、ポジティブになる必要がある」
「いくつかミスをしてしまい、その代償を払うことになった。フットボールではそういったことが起こり得る。やり続けるしかない。パフォーマンスを評価するなら、全体的に私たちの方が優れていて、よりいいチャンスも決定機も作れていた。だが、決めることができなかった。それは今シーズンを通して繰り返してしまっていて、冷静さが足りないから試合に勝つことができていない」
「ゴールは欠けてしまっているけど、チャンスが作れていないというわけではない。私たちは多くのチャンスを作れているけど、それを決めることができていない。そして、それを決められないということは、試合に勝つことが難しい」
プレミアリーグでは10位と厳しい立ち位置にいることから、タイトル獲得を目指して逆転でのカラバオ・カップ決勝進出を狙うチェルシーは、23日に本拠地『スタンフォード・ブリッジ』でのセカンドレグに臨む。
ポチェッティーノ監督は「14日間あり、何人かは戻ってくるかもしれない」と14人以上を欠いたチーム状況が改善されることを示唆しつつ、「今日と同じような試合展開が予想される。90分あるから、ゴールを決めて試合に勝てるように準備をしていく。もしそれができなければ、それは私たちのミスになるだろう」と意気込みを語った。
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By サッカーキング編集部
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