去就に注目が集まっているブロヤ [写真]=Getty Images
チェルシーが、アルバニア代表FWアルマンド・ブロヤの売却に踏み切る可能性があるようだ。17日、イギリスメディア『アスレティック』やイギリス紙『テレグラフ』などが伝えている。
現在22歳のブロヤは2009年にチェルシーの下部組織に加入し、2020年3月のプレミアリーグでトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンはフィテッセ(オランダ)、2021-22シーズンはサウサンプトンへのレンタル移籍も経験。2022年7月にチェルシーに復帰し、同年9月には2028年までとなる長期契約を締結した。
しかし、2022年12月に右ひざの前十字じん帯を断裂して手術を受けたことにより、長期離脱。昨年9月に実戦復帰を果たしたものの、連戦での先発出場は避けられるなど、現在でも慎重に起用されており、ここまで公式戦17試合出場で2ゴールを記録するにとどまっている。
そんなブロヤに対してはフルアムやウェストハム、ウルヴァーハンプトンなど複数のクラブから関心が寄せられているものの、これまではチェルシーが代役のストライカーを獲得できた場合にのみ、ブロヤの売却に応じる可能性が指摘されていた。
しかし、今回の報道によると、チェルシーは代役獲得の有無にかかわらず、適切なオファーが届いた場合には、ブロヤを完全移籍で売却する意向だという。
なお、金額は昨夏にマンチェスター・ユナイテッドがアタランタからデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドを7200万ポンド(約135億円)で獲得したことや、ブライトンがアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンの評価額を1億ポンド(約188億円)としていことを参考にして、5000〜6000万ポンド(約94〜113億円)に設定したことが報じられている。
ブロヤは下部組織出身であることから、帳簿上では売却費がそのまま純粋な利益として計算されることにもなり、現時点では問題がないものの、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)やプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の遵守に大きな影響を与えることにもなるため、適切なオファーが届けば、売却に応じるようだが、得点力不足が課題となっているチェルシーは数少ないストライカーを放出することになるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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