今夏のリヴァプール退団が囁かれているサラー [写真]=Getty Images
リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、今夏に中東へ移籍する可能性があるようだ。16日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在31歳のサラーは2017年夏にリヴァプールへ加入。ユルゲン・クロップ監督率いるチームですぐさま主力に定着すると、右ウイング(WG)を主戦場に公式戦通算342試合に出場し、209ゴール88アシストをマークしている。プレミアリーグではこれまで3度に渡って得点王に輝き、チャンピオンズリーグ(CL)やFAカップ、カラバオカップ制覇にも大きく貢献。在籍7年目の今シーズンもここまで23ゴール13アシストを記録している。
リヴァプールの“絶対的エース”として君臨しているサラーだが、今シーズン終了後に本拠地『アンフィールド』に別れを告げる可能性があるようだ。同選手を巡っては、昨年夏にサウジ・プロフェッショナルリーグ移籍の噂が浮上。最終的に交渉は成立しなかったものの、アル・イテハドが2億ポンド(約385億円)程度のオファーを提示したとも報じられている。
今回の報道によると、具体的なクラブ名こそ挙がっていないが、サウジ・プロフェッショナルリーグに所属するクラブが、今夏の移籍市場でのサラーの獲得に興味を示しているとのこと。現行契約が2025年6月末までとなっていることや、クロップ監督が今シーズン限りで退任し、クラブが変革期を迎えることを踏まえると、移籍金の回収が見込める今夏のタイミングで、リヴァプールが同選手の売却に踏み切る可能性も否定はできないという。
なお、リヴァプールはサラー退団の可能性を考慮し、既に複数名のアタッカーの動向を注視しているとのこと。昨シーズンのセリエA得点王でセンターフォワード(CF)を主戦場とするナポリのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに加え、バイエルン所属のドイツ代表FWレロイ・サネ、ウェストハム所属のガーナ代表MFモハメド・クドゥス、クリスタル・パレス所属のイングランド代表MFエベレチ・エゼら、WGポジションで活躍する選手たちに関心を寄せているようだ。
リヴァプールに数々のゴールやタイトルをもたらしてきたサラー。果たして今夏に新天地を求めることになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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