ハダースフィールドでの2年間はケガにも泣かされた [写真]=Getty Images
ハダースフィールドは17日、2023-24シーズン限りで契約が満了を迎え、クラブを離れる選手のリストを公開。日本代表DF中山雄太もリストに名前が含まれており、退団が決まった。
中山は1997年2月16日生まれの現在27歳。柏レイソルの育成組織出身で、2015年にトップチーム昇格を果たすと、同年5月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でプロデビューを飾った。柏では2年目から定位置を確保し、計4シーズンプレー。公式戦通算99試合出場6ゴールを記録し、2019年1月にオランダのズウォレへ完全移籍した。
ズウォレでは加入直後こそ定位置の確保に苦しんだものの、徐々にセンターバックや左サイドバック、ボランチで出場機会を確保。2021年夏にはU-24日本代表の一員として東京オリンピックを戦った。ズウォレには3シーズン半在籍し、公式戦通算84試合に出場して6ゴールを挙げた。
2022年夏にはハダースフィールドへ完全移籍加入。2024年6月30日までの契約を結ぶと、初挑戦のイングランドの地では3バックの一角や左サイドバックで出場機会を獲得。だが、FIFAワールドカップカタール2022の開幕直前だった2022年11月、右足のアキレス腱を損傷し、手術を受けたことで残るシーズンの公式戦を欠場。今季に入って復帰を果たすと、守備の万能選手としてポジションを掴んだものの、今年3月に左ひざを負傷し、またもシーズンを棒に振っていた。ハダースフィールドでは在籍した2年間で公式戦通算39試合出場2得点を記録した。
今シーズン、ハダースフィールド開幕直後からチャンピオンシップ(イングランド2部)で低迷し、残留争いを強いられる難しいシーズンを過ごした。昨季残留の立役者となったニール・ウォーノック体制でスタートしたものの、新たなオーナー下での方向性が定まるまでの短期契約だったため、シーズン開幕後の9月にはダレン・ムーア新監督を招へい。だが、ムーア体制ではわずか3勝と安定感を欠き、なかなか下位を抜け出せない。今年1月にはムーア監督を解任し、ジョン・ワーシントン暫定体制を経て、アンドレ・ブライテンライター氏が監督に就任したが、最後の最後まで降格圏から抜け出すことはできなかった。最終的には9勝18分19敗の勝ち点「45」で23位フィニッシュ。来季からは13年ぶりに3部に身を置くことが決まっていた。
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By サッカーキング編集部
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