リヴァプールを退団するチアゴ・アルカンタラ [写真]=Getty Images
2023-24シーズン限りでリヴァプールを退団する元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが、12シーズンぶりにバルセロナへ復帰する可能性があるようだ。25日、スペイン紙『アス』が報じた。
同紙によると、ハンジ・フリック新監督の就任発表が秒読み段階となったバルセロナは、ドイツ語とスペイン語を話せる3名のベテランをリストアップ。チームとコーチングスタッフの橋渡し役として、チアゴ、元スペイン代表MFハビ・マルティネス(現カタールSC)、元スペイン代表DFマルク・バルトラ(現ベティス)に関心を示しているようだ。
なかでもデコSD(スポーツ・ディレクター)のイチオシが、バイエルン時代の2019-20シーズンにフリック監督とともに3冠を達成したチアゴだという。バルセロナでデビューした33歳は、2013年夏から7シーズンにわたってバイエルンで活躍。2020年夏のリヴァプール移籍後はケガに泣かされたが、試合に出場すればまだまだ違いを生み出せる存在だ。バルセロナはすでに同選手の側近と接触したようだが、『アス』紙いわく「手応えはイマイチだった」とのこと。
現在35歳のJ・マルティネスも、バイエルン時代にフリック監督と共闘した一人。アスレティック・ビルバオでデビュー後、2012年夏から2021年夏にかけてバイエルンで活躍した。バルセロナはまだJ・マルティネスに声をかけていないようだが、バルセロナに繋がりを持たない同選手がオファーを受けるかは不透明だ。
現在33歳のバルトラは、チアゴと同じくラ・マシア出身。バルセロナで公式戦通算103試合に出場したのち、2016年夏にドルトムントへ移籍した。ドイツでのプレー期間は1年半だったため、前述の2人に比べるとドイツ語でのコミュニケーション能力にやや不安はあると『アス』紙は指摘。バルトラもまだバルセロナからのコンタクトは受けていないようだ。
なお、2014年夏から2020年夏にかけてバルセロナでプレーした元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチも候補には挙がっている模様。2007年夏から3年半シャルケでプレーした経験を持つラキティッチは、今年1月にセビージャからアル・シャバーブ(サウジアラビア)に移籍。バルセロナが金銭面で同選手を誘惑することは難しく、『アス』紙は「ほとんど実現不可能なオプションだ」と伝えている。
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By サッカーキング編集部
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