チェルシーに就任したボンパストル監督 [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)FW浜野まいかも所属しているチェルシー・ウィメン(女子チーム)は29日、リヨンの指揮官を務めていたソニア・ボンパストル監督が新監督に就任したことを発表した。なお、7月1日から就任し、4年契約を締結したことも明らかになっている。
チェルシー・ウィメンでは2012年8月から現在47歳のエマ・ヘイズ前監督が率いており、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)では通算7度の優勝を果たすなど、女子FAカップで通算5回、リーグ・カップで通算2回のタイトルを獲得したほか、2020-21シーズンには初のチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出にも導いた。また、個人としては2021年のFIFA女子チーム最優秀監督にも選出されたほか、FAWSLで6度最優秀監督賞を受賞し、2021年にはFAWSLの殿堂入りも果たしている。
就任12シーズン目を迎えた今季も史上初のFAWSL5連覇へと導く偉業を達成していたが、すでに昨年11月に今季限りで退任することを発表しており、後任人事には注目が集まっていた。そんななか、チェルシー・ウィメンはボンパストル監督を招へいしたことを発表した。
現在43歳のボンパストル監督は、モンペリエやリヨンでプレーしたほか、フランス代表としても通算156試合に出場した経歴を持ち、2013年に現役を引退した。その後、リヨンのアカデミーコーチを務めた後、2021年4月にリヨンのトップチーム監督に就任。ディヴィジオン・アン・フェミナン(フランス1部リーグ)で3連覇へと導いたほか、初年度にはCL優勝にも導き、選手と監督の両方で女子CLを制した史上初の人物にもなっていた。
新指揮官がボンパストル監督に決定したことを受け、チェルシーの共同スポーツ・ディレクターを務めるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ソニアはエマの遺産を引き継いでチームを前進させる理想的な候補者だった。彼女は最高レベルの監督として、選手でも監督でもトロフィーを獲得してきた豊富な経験を持っている。彼女の精神と価値観はチェルシーと合致している。私たちは皆、彼女が加わることを楽しみにしている」
また、就任が決まったボンパストル監督は「チェルシー女子チームの監督として加われることを非常に嬉しく思っている。ここはイングランドサッカーとして知られているところだ。クラブやスタッフ、選手の野心を満たすためにこの新しいプロジェクトに全力を尽くしていく。エマの遺産に応え、ここ数年続けてきた仕事を継続していきたいと思う。冒険の始まりです」と意気込みのコメントをしている。
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By サッカーキング編集部
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