2023-24シーズンの途中からドルトムントにレンタル移籍していたサンチョ [写真]=Getty Images
レンタル先のドルトムントから所属元のマンチェスター・ユナイテッドに復帰したイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、チームのトレーニングに合流した。12日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在24歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年夏にドルトムントへと完全移籍を果たした。同クラブで前線の主軸に定着し、公式戦通算137試合出場50ゴール64アシストという成績を残すと、2021年夏に8500万ユーロ(約146億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入。2023-2024シーズンのプレミアリーグでも開幕から3試合連続で起用されていたものの、指揮官を務めるエリック・テン・ハフ監督との関係が悪化し、トップチームの構想から外れたことで、今年1月に古巣ドルトムントへのレンタル移籍を決断した。
ドルトムントでは背番号「10」を着用しながら公式戦21試合出場3ゴール3アシストをマークしたサンチョ。クラブにとって11年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献したことからドルトムント残留の可能性も噂されていたが、6月末でレンタル期間が満了に。しかし、マンチェスター・ユナイテッドに復帰したものの、ドルトムントへの再レンタルの可能性が報じられており、テン・ハフ監督の続投も決まったことから去就に注目が集まっている。
そんななか、同紙はサンチョとテン・ハフ監督が10日に話し合いを行ったと報道。両者は関係悪化に終止符を打つことで合意し、現在サンチョはチームのトレーニングに合流中とのことだ。なお、2023-2024シーズン序盤にテン・ハフ監督との関係が悪化した同選手は、当時謝罪を拒否したことでドルトムント加入までの4カ月間、1人でトレーニングと食事を行なっていた。マンチェスター・ユナイテッドでは約10カ月ぶりにチームの全体練習に参加したことになる。
一方で、15日に行われるローゼンボリとのプレシーズンマッチには帯同しない模様。『デイリー・メール』は、「サンチョは過去の問題を反省したと伝えられているが、彼がテン・ハフの求める謝罪をしたのか、さらにユヴェントスが興味を示しているこの選手の売却をユナイテッドがまだ考えているのかは不明だ」と指摘している。
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By サッカーキング編集部
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