ブレントフォード所属のイングランド代表FWイヴァン・トニー[写真]=Getty images
ブレントフォードがイングランド代表FWイヴァン・トニーの移籍金の設定額を引き下げることを検討しているようだ。18日、イギリス『サン』、『デイリーメール』など複数メディアが伝えている。
現在28歳のトニーは、2020年夏に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のブレントフォードへ移籍。加入初年度からリーグ戦で33ゴールを挙げ得点王を獲得する活躍を見せ、クラブ史上初のプレミアリーグ昇格に貢献した。昨季リーグ戦20ゴールを挙げると、同年にイングランド代表にも初招集され、ビッグクラブから注目される存在となった。その後、賭博規則違反でFAから起訴され、8カ月間のサッカー関連活動禁止を命じられたものの、今年の1月に復帰。ブランクによるコンディション不良が心配されたが、復帰早々ゴールを決めるなど得点センスの健在を見せつけ、先月行われたEURO2024に臨んだイングランド代表にも招集された。
ブレントフォードとの契約が2025年夏までとなっているトニーに対しては、当初アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドらが興味を寄せていると報じられ、昨冬少なくとも今夏での移籍が有力視されていた。ブレントフォードは、“エース”の流出に備え違約金を8000万ポンド(約164億円)と強気で設定していたものの、未だ具体的なオファーが届いていないとのこと。
『サン』によれば、ブレントフォード側はオファーの少なさに驚いており、来季フリーでの退団を避けるためにも設定額の値下げを検討しているようだ。具体的には5000万ポンド(約101億円)程度まで値下げする可能性があるようだ。クラブは、今夏でのトニーの退団を想定し、昨冬にクラブ・ブルッヘからブラジル人FWイゴーリ・チアゴを後釜として獲得したため、万が一トニーが来季も残留となった場合はトーマス・フランク監督がメンバー選定で非常に困ることになると同メディアは指摘している。
現段階で、トニーに関心を寄せているクラブとしてトッテナムが挙げられているものの、今後本格オファーに発展する可能性は不透明のようだ。果たして、ビッグクラブ移籍確実と思われていたトニーは来季もブレントフォードでプレーするのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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