去就に注目が集まっているチャロバー [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するイングランド人DFトレヴォ・チャロバーの去就に注目が集まっている。23日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在25歳のチャロバーはU-9からチェルシーの下部組織に在籍し、ハダースフィールドやロリアン(フランス)などへのレンタル移籍を経て、2021年8月にトップチームデビューを飾った。これまでトップチームでは公式戦通算80試合出場で5ゴール1アシストを記録し、2022年11月には1年の延長オプションが付随した2028年6月30日まで契約を延長した。
2023-24シーズンは負傷の影響で大きく出遅れたものの、スタメン出場したプレミアリーグ10試合は無敗に終わるなど、公式戦17試合出場で1ゴールを記録。最終的に6位にまで浮上し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したチームに貢献を果たした。
そんなチャロバーは新しく就任したエンツォ・マレスカ監督の下、チェルシーの練習場『コブハム』で行われた新シーズンに向けたトレーニングに参加していたものの、プレシーズンマッチ5試合を戦うために22日に移動したアメリカツアーのメンバーには含まれなかったことが話題になっている。
この決定を受け、落胆していることが伝えられているチャロバーは、チェルシーでプレーを続けることを望んでいる一方で、自分の意思に反してクラブから追い出される可能性も感じている模様。このような状況から、完全移籍の可能性も浮上しているが、同選手としては移籍するかどうかを決める前に慎重に選択肢を検討したいとも考えているようだ。
なお、メンバーから外れた理由については明らかになっていなかったが、23日に翌日に控えたレクサム(イングランド3部)戦に向けたチェルシーでの初会見に臨んだマレスカ監督は、チャロバーについて次のように言及した。
「まず初めに私の観点から話をすると、プレシーズンから選手を外すことはいつも悲しいことだ。なぜなら、結局のところ彼らはチームの一員になるという同じ目標のために毎日努力しているからだ」
「私たちにはアクセル(・ディサシ)、トシン(・アダラビオヨ)がいて、ウェズレイ(・フォファナ)がようやく戻ってきたし、ジョシュ・アチャンポンのような若い選手もいる。悲しい決断だが、そうせざるを得なかった」
移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーとしては選手層が厚いことから今夏のチャロバー売却を検討しているという。3000〜3500万ポンド(約60〜70億円)ほどのオファーを待っており、すでにプレミアリーグの3クラブと欧州大会に出場するクラブから接触もあるようだが、果たして同選手は退団することになるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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