昨年11月にはU17W杯に出場したヤン・ミンヒョク [写真]=Getty Images
トッテナムは28日、江原FCから韓国人FWヤン・ミンヒョクが完全移籍にて加入することを発表した。
クラブの発表によると、ヤン・ミンヒョクは江原FCでKリーグ1(韓国1部リーグ)の2024シーズンを終えた後、2025年1月よりチームに合流する予定だという。労働許可証が発行された後の正式入団となり、契約期間は2030年6月30日までの5年半だと伝えられた。
ヤン・ミンヒョクは2006年4月16日生まれの現在18歳。どちらのサイドでも高いクオリティを発揮できる右利きのウィンガーだ。今年3月2日に行われたKリーグ1第1節の済州ユナイテッド戦でスターティングメンバーに名を連ね、17歳にしてトップチームデビューを飾ると、同試合ではアシストを記録。続く第2節の光州FC戦ではゴールも記録した。韓国メディア『朝鮮日報』によると、17歳10カ月23日で決めたこのゴールは、昇降格制導入以降でのKリーグ1における史上最年少得点になったという。今季はここまでKリーグ1の全24試合に先発出場して8ゴール4アシストを記録している。
また、U-16、U-17と世代別の韓国代表にも選出されており、昨年6月から7月にかけて開催されたAFC U17アジアカップにも出場した。同大会において、U-17韓国代表は日本代表に敗れて準優勝となったものの、全6試合に出場してチームのFIFA U-17ワールドカップ出場権獲得に貢献。同年11月にインドネシアで開催されたFIFA U-17ワールドカップでも、グループステージの全3試合にフル出場した。
トッテナムは今夏の移籍市場において、既にリーズからU-21イングランド代表MFアーチー・グレイの完全移籍加入を発表している。今年2月にユールゴーデンからの加入内定が伝えられたスウェーデン代表MFルーカス・ベリヴァルも今夏にチームに合流予定だ。2025年1月にトッテナムに加わるヤン・ミンヒョクは母国の偉大な“先輩”でもある韓国代表FWソン・フンミンのように、“スパーズ”をけん引する活躍を見せられるだろうか。
なお、トッテナムは27日、『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』でヴィッセル神戸と対戦し、3-2で勝利。日本でのプレシーズンマッチを終えた後は、韓国で『クーパン・プレイ・シリーズ2024』のバイエルン戦が予定されており、チームは既に韓国入りしている。韓国でのプレシーズンマッチ開催前に、若き逸材の加入を発表することとなった。
By サッカーキング編集部
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