アルテタ監督(左)と抱擁するエルネニー(右) [写真]=Getty Images
アル・ジャジーラは30日、2023-24シーズン限りでアーセナルを退団したエジプト代表MFモハメド・エルネニーが完全移籍にて加入することを発表した。
エルネニーは1992年7月11日生まれの現在32歳。母国エジプトでキャリアをスタートさせると、2013年1月にはスイスのバーゼルへレンタル移籍加入し、20歳で欧州へ上陸。シーズン終了後に完全移籍へ切り替わると、バーゼルでは4シーズン、期間にすると約3年間にわたって主力として活躍し、2016年1月にアーセナルへ完全移籍加入した。
加入直後は中盤に負傷者が続出していた関係もあって、アーセン・ヴェンゲル監督(当時)の信頼を勝ち取り、主力の一角としてプレーしたものの、2016-17シーズンからは徐々に出場機会が減少。ウナイ・エメリ監督(現:アストン・ヴィラ)体制がスタートした2019-20シーズンにはベシクタシュへのレンタル移籍も経験したが、翌シーズンからチームに復帰すると、以降はミケル・アルテタ監督のもとで貴重なバックアッパーとしての役割を全う。2022-23シーズンに右ひざの大ケガの大ケガで長期離脱を強いられると、復帰を果たした2023-24シーズンも出場機会は決して多くなかったが、“最古参”のベテランとして上位争いを繰り広げるチームを支えた。
アーセナルには8シーズン在籍し、公式戦通算161試合出場6ゴール10アシストを記録。2016-17シーズンのFAカップ優勝、そして2度のコミュニティシールド制覇を経験した。
また、2011年9月にデビューを飾ったエジプト代表では、長きにわたって主力として活躍。7大会ぶり出場となったFIFAワールドカップロシア2018では、全3試合にスタメン出場した。これまでに国際Aマッチ通算で98試合出場9得点を記録している。
加えて、現在開催されているパリオリンピック2024(パリ五輪)にもオーバーエイジとして参戦。U-23エジプト代表のキャプテンを務め、グループステージ全3試合にフル出場し、U-23スペイン代表を抑えてのグループC首位通過に貢献。U-23エジプト代表は8月2日に控えた準々決勝で、U-23パラグアイ代表と対戦する。
1974年に創設されたアル・ジャジーラは、これまでにUAEプロリーグを3度制している強豪。2023-24シーズンはUAEプロリーグを8位で終えていた。
By サッカーキング編集部
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