セルティックに所属するオライリー [写真]=Getty Images
チェルシーがセルティックに所属するデンマーク代表MFマット・オライリーに関心を示しているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が4日に報じている。
今夏の移籍市場において、チェルシーはイングランド代表MFコナー・ギャラガーの退団が取り沙汰されている。現在24歳のギャラガーは、6歳の頃からチェルシーでプレーするアカデミー出身の選手で、2021-22シーズンには武者修行先のクリスタル・パレスでクラブ年間最優秀選手に選出された。シーズン終了後にチェルシー帰還を果たすと、2023-24シーズンはチーム最多となる公式戦50試合のピッチに立ち、7ゴール9アシストを記録。イングランド代表としても、EURO2024に出場した。
そんなギャラガーの契約は2025年6月30日をもって満了を迎えることから、チェルシーは6月から2度の契約延長オファーを提示しているものの、いずれもギャラガー側が拒否。7月末に提示されたオファーの金額は、チーム内のMFにおいて最高額だったようだが、合意には至っていない。今夏の移籍市場ではイングランド国内だけでなく国外からの関心も報じられており、アトレティコ・マドリードが4000万ユーロ(約65億円)ほどの移籍金でオファーを提示。チェルシー側は首を縦に振っており、残すは個人合意のみという状況のようだ。
今回の報道によると、チェルシーは来夏のフリーでの流出は断固として認めない方針のため、ギャラガーがとることのできる選択肢は現時点で3つだという。その3つとは、アトレティコ・マドリードへの移籍を決断するか、チェルシーの契約延長オファーを受けるか、1月の移籍市場で新天地を求めるか。ギャラガーの将来を決めるための話し合いは、現在進行形で続いているという。
ギャラガーの去就が不透明となっているなか、チェルシーは後釜として迎え入れるMFを複数名リストアップしている模様だ。そのうちの1人がオライリーだという。オライリーは日本人選手5名が所属するセルティックにおいて、不動のセントラルMFに君臨。2023-24シーズンは全公式戦50試合のうち49試合に先発出場して、19ゴール18アシストを記録。ファン、選手が選ぶクラブの年間最優秀選手にも輝いていた。
オライリーについても、ステップアップの噂が浮上しており、今年1月にはアトレティコ・マドリードからの関心も報じられた。今夏にはアタランタが獲得に向けて動いている模様。オランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスのユヴェントス移籍が決定的となっており、同選手の代役として熱視線を送っているようだ。『スカイスポーツ』によると、プレミアリーグの複数のクラブも関心を示しているという。
チェルシーがオライリー獲得に動く場合は、アタランタを筆頭に他クラブとの争奪戦に発展する可能性もある。いずれにせよ、チェルシーがオライリー獲得に動くかどうかは、ギャラガーの決断次第となりそうだ。
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By サッカーキング編集部
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