鎌田に向けて危険なタックルを敢行したL・マルティネス [写真]=Getty Images
クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督が、日本代表MF鎌田大地への危険なタックルに苦言を呈した。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第5節が21日に行われ、クリスタル・パレスはマンチェスター・ユナイテッドと対戦。試合はスコアアレスドローに終わり、クリスタル・パレスはリーグ戦未勝利(3分け2敗)が続いている。
注目が集まっているのはこの試合の63分の場面。ペナルティエリア付近でのこぼれ球を鎌田とマンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが争う形になったが、L・マルティネスは地面に転がっているボールに対して両足ジャンプでのタックルを敢行した。
幸いにも鎌田の足には直撃しなかったものの、危険なタックルだったことから、クリスタル・パレスの選手たちはデイビット・クート主審に猛抗議。GKディーン・ヘンダーソンには抗議でイエローカードが提示されることとなったが、L・マルティネスは退場とはならず、同じくイエローカードが提示されて試合は再開となっていた。
なお、この判定について今シーズンから採用されているプレミアリーグのマッチセンターはX(旧:ツイッター)で「主審は鎌田へのタックルに対してマルティネスにイエローカードを提示した。VARはレッドカードの可能性をチェックし、これは無謀なチャレンジであったが、鎌田との接触はなかったと判断し、レッドカードなしというレフェリーの判定を確認した」と説明している。
しかし、グラスナー監督は試合後、「ボールに触れて、我がチームの選手のすねに触れなかったのは幸運だった。なぜなら、彼(鎌田)は骨折していたかもしれないからね」とレッドカードが提示されなかったことへの驚きを口にした。
また、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イングランド代表DFフィル・ジョーンズ氏も「彼はおそらく少し運がよかった。両足で突っ込む必要性など全くない。そして、彼が少しでもそこにいたら、彼はおそらく違う色のカードを見ることになっただろう」と語った。
さらに、『スカイスポーツ』で解説者を務める元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏も「両足で飛び込むことで一体何の得があると思っているのかがわからない。ゴールの端で彼はいい位置にいたんだ。もし、彼が鎌田の足に着地していたら、彼は倒れ、間違いなくレッドだっただろう」と危険なタックルを行ったL・マルティネスを批判している。
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By サッカーキング編集部
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