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ママルダシュヴィリ、リヴァプール行きを決めた理由を明かす…アリソンとの正GK争いも歓迎

2時間前

今季はバレンシアの聖守護神として活躍するママルダシュヴィリ [写真]=Getty Images

 バレンシアに所属するジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリが、新天地としてリヴァプールを選んだ理由を明かした。

 今夏の移籍市場において、ママルダシュヴィリはアルネ・スロット監督体制初の新加入選手として『アンフィールド』に到着した。実質的には、今季はリヴァプールからのレンタル移籍という形でバレンシアに残留しているため、今季の「新戦力」ではないものの、2025-26シーズンよりチームに合流予定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によって、移籍金は固定額3000万ユーロ(約49億円)にボーナス500万ユーロ(約8億円)を加えた最大3500万ユーロ(約57億円)ほどだと報じられた。

 そんなママルダシュヴィリは、10月のインターナショナルマッチウィークではジョージア代表の守護神としてUEFAネーションズリーグの2試合でゴールマウスを守った。その際、母国のテレビ局『1TV』の取材を受け、新天地をリヴァプールに決めた理由について「交渉の段階でクラブの会長と話をさせてもらう機会があり、リヴァプールが持つプロジェクトに惹かれたんだ」と告白。来シーズンの合流に向けて、英語の勉強を本格的にスタートさせたこと、プレミアリーグの試合を見るようになったことを明かしている。

 現在リヴァプールには“絶対的守護神”としてブラジル代表GKアリソンが君臨している。来夏の移籍市場でチームを離れる可能性も0ではないと予想されるが、現行契約は2027年夏まで残っており、現時点で来季は熾烈な守護神争いが繰り広げられる見込みだ。ママルダシュヴィリ自身も「今のGKがチームを去らないとしても、僕は先発のポジションを奪うために競争に臨むつもりさ」と語っており、定位置争いに向けて覚悟ができていると主張した。

 なお、そのアリソンは現在ハムストリングを痛め、戦線を離脱している。だが、リヴァプール側にママルダシュヴィリを早期レンタルバックさせる意思はなく、今季はシーズンを通してバレンシアの守護神として戦うこととなりそうだ。

 ママルダシュヴィリ自身も、「まずは愛するチームがラ・リーガ残留を確定させるために、僕にできる100%の力を捧げたい」と話し、今はバレンシアのために全力を捧げることを強調。バレンシアラ・リーガ第9節終了時点で1勝3分5敗と成績が安定せず、勝ち点「6」のみの獲得にとどまり降格圏の18位に沈んでいる。「シーズン開幕直後のスケジュールは少しばかり不運なものだったと思う。バルセロナ、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオのように偉大なチームと対戦しなければならなかったのだから」と語ったママルダシュヴィリは、ここからの上昇を見据えて「必ず勝ち点を取れる試合はある。そこを確実にモノにすることが大事なんだ。僕らは希望を持って未来を見つめている」と意気込んだ。

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