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チェルシーが公式戦13試合ぶり黒星…フルアムが劇的勝利、後半ATにムニスが決勝弾

2024.12.27

ムニスが後半ATに劇的決勝弾 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第18節が26日に行われ、チェルシーフルアムが対戦した。

 エンツォ・マレスカ監督を迎え入れて今シーズンをスタートさせたチェルシーは、序盤戦から好調をキープし、優勝争いに参戦。22日に敵地で行われた前節のエヴァートン戦をスコアレスドローで終えたことで、公式戦の連勝は8で止まったが、現在は12試合無敗と安定感のある戦いが目立っている。前節終了時点での成績は10勝5分2敗で、勝ち点「35」を積み上げて2位に位置。首位を走るリヴァプールは消化試合数が1つ少ないが、チェルシーとは勝ち点が「4」離れており、優勝を目指すならば2戦連続で勝ち点「3」を逃す事態は避けたいところだ。

 今節は本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に、ここまで6勝7分4敗の勝ち点「25」で9位につけるフルアムを迎える。フルアムは引き分けの多さ故に上位進出は果たせていないが、直近ではトッテナム、ブライトン、アーセナル、リヴァプールらから勝ち点をもぎ取るなど悪くない戦いを見せており、現在は5試合無敗。アウェイの地での戦いだろうと、勝ち点を譲るつもりはない。

 西ロンドンに本拠地を置くチーム同士の“ウェスト・ロンドン・ダービー”は、序盤の16分にスコアが動く。チェルシーは敵陣へ相手を閉じ込めた状態のなか、最終ラインでボールを持ったレヴィ・コルウィルが斜めのパスを差し込むと、敵陣中央で待っていたコール・パーマーはきっちりと角度をつけ、反転からドリブルを開始。寄せてくる相手を物ともせず、ボックス手前まで突き進むと、左足で狙い澄ました一撃を沈める。パーマーの個人技が光った攻撃で、チェルシーが先手を取った。

 早々と1点を追いかける展開を強いられたフルアムは26分、アレックス・イウォビ、サシャ・ルキッチとのパス交換からカルヴィン・バッシーが左サイドをドリブルで前進。自らボックス内まで侵入し、左足でフィニッシュまで持ち込んだものの、ここはGKロベルト・サンチェスに阻まれた。

 ピンチを凌いだチェルシーは35分、セットプレーでチャンスを作り出す。ペナルティエリア手前右寄りの位置でフリーキックを獲得すると、エンソ・フェルナンデスが放ったボールにマルク・ククレジャが反応。フリーの状態でヘディングシュートを放ったが、GKベルント・レノに阻まれた。

 チェルシーが1点をリードして前半を終えると、後半最初のチャンスを作ったのもホームチームだった。49分、ペナルティエリア手前中央でククレジャからのパスを引き出したE・フェルナンデスが、前を向いて右足でミドルシュートを放つ。枠を捉えた一撃だったが、ここはGKレノがビッグセーブを見せてゴールを許さない。直後の50分にはパーマーからのクロスボールでコルウィルがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点とはならず。

 後半立ち上がりの嫌な時間を乗り切ったフルアムは60分、ペナルティエリア手前左寄りの位置で獲得したフリーキックをアンドレアス・ペレイラが直接狙うも、ここはGKサンチェスの正面。直後の62分には自陣でのボール奪取からカウンターへ転じ、右サイドから持ち運んだアダマ・トラオレがクロスボールを送ると、ファーサイドでフリーになっていたアントニー・ロビンソンにボールが届くも、ファーストタッチがうまく収まらず、GKサンチェスの牙城を崩せない。

 時間の経過とともにフルアムがチャンスの数を増やすも、仕留めきれないまま終盤へ突入。だが、試合はこのままでは終わらなかった。82分、イウォビからのスルーパスで左サイド深い位置に侵入したロビンソンがクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていたティモシー・カスターニュが頭で折り返し、最後はハリー・ウィルソンが押し込む。直前のプレーでペドロ・ネトが倒れていたものの、ファウルは認められず、フルアムが試合を振り出しに戻した。

 ホームで勝利を逃すわけにはいかないチェルシーは、89分にククレジャ、サンチョが連続してゴールを脅かしたが、GKレノが立ちはだかる。試合はこのままアディショナルタイムに突入すると、フルアムがカウンターで再び攻撃へ。GKサンチェスからのロングフィードを自陣中央で拾うと、前かがりとなっていたチェルシーの陣形が崩れている隙を見逃さず、少ないパス本数で一気に前進。ウィルソンからのスルーパスで右サイドを抜け出したルキッチが中央へ折り返すと、ファーサイドへ走り込んだロドリゴ・ムニスが左足で流し込み、フルアムが逆転に成功した。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、チェルシーは公式戦では10月30日のカラバオ・カップ4回戦ニューカッスル戦(●0-2)以来13試合ぶり、プレミアリーグでは10月20日の第8節リヴァプール戦(●1-2)以来10試合ぶりの黒星を喫した。一方のフルアムは、またも上位陣とのゲームで勝ち点を獲得。今回はドローではなく4試合ぶりに白星を掴み、『スタンフォード・ブリッジ』開催のプレミアリーグで初勝利を記録した。

 次節、チェルシーは30日に敵地でイプスウィッチと、フルアムは29日にホームでボーンマスと、それぞれ対戦する。

【スコア】
チェルシー 1-2 フルアム

【得点者】
1-0 16分 コール・パーマーチェルシー
1-1 82分 ハリー・ウィルソンフルアム
1-2 90+5分 ロドリゴ・ムニスフルアム

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