アル・ナスル加入に迫っているデュラン [写真]=Getty Images
アル・ナスル(サウジアラビア)が、アストン・ヴィラに所属するコロンビア代表FWジョン・デュランの獲得に迫っているようだ。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。
現在21歳のデュランは、エンビガド(コロンビア)の下部組織で育ち、2019年2月に15歳と1カ月28日でトップチームデビューを果たした。2022年1月にシカゴ・ファイアー(アメリカ)へ完全移籍し、2023年1月にアストン・ヴィラに完全移籍で加入。今シーズンはここまで公式戦29試合出場で12ゴールを記録していた。
昨夏にはチェルシーからも関心が寄せられていたなか、昨年10月には2030年6月30日までアストン・ヴィラとの契約を延長していたデュランは、今冬にはウェストハムから移籍金5700万ポンド(約110億円)のオファーが届いたものの、すぐに拒否されていた。
それでも、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネらを擁する現在リーグ戦で4位のアル・ナスルは、ブラジル人FWタリスカが今冬にフェネルバフチェへ移籍したこともあり、後半戦の巻き返しに向けて攻撃陣を牽引するストライカーの獲得を目指しており、デュランに関心を寄せていることが明らかになっていた。
巨額なオファーが準備されていることが予想されていたなか、今回の報道によると、7700万ユーロ(約124億円)に追加オプションが付随するオファーをアストン・ヴィラが受け入れた模様で、30日中にメディカルチェックを受ける予定になっており、デュランのアル・ナスル加入が決定的になっていることが伝えられている。
なお、アル・ナスルはデュランと並行して、レヴァークーゼンに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスの獲得を狙っており、6000万ユーロ(約97億円)という移籍金で口頭合意に達したことも報じられていたが、デュランの獲得が決定的になったことから、ボニフェイスとの交渉を終了し、破談に終わったことも明らかになっている。
By サッカーキング編集部
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