アル・イテハドが獲得を狙っていたトロサール [写真]=Getty Images
アーセナルがベルギー代表FWレアンドロ・トロサールに対するサウジアラビアからのオファーを拒否したようだ。2日、『スカイスポーツ』や『ガーディアン』など複数のイギリスメディアが伝えている。
現在29歳のトロサールは母国の名門ヘンクやブライトンで活躍した後、2023年1月にアーセナルへ完全移籍で加入した。同クラブでは主にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリと左ウイング(WG)の定位置を争っており、スタメンから外れる試合もしばしば。しかし、ピッチに立てば常に輝きを放ち、ここまで公式戦通算71試合の出場で19ゴール12アシストをマークしている。
そんなトロサールに対し、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドからオファーが届いていたようだ。報道によると、同クラブは500万ユーロ(約8億円)のレンタル料と最大2500万ユーロ(約40億円)の買い取りオプションという条件をアーセナルに提示した模様。また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、アル・イテハドが移籍市場の閉幕前に3500万ユーロ(約57億円)程度の入札に踏み切ったことを伝えている。
しかし、アーセナル側はいずれのオファーも即座に拒否したとのこと。ミケル・アルテタ監督をはじめとしたクラブ幹部は、トロサールを中長期的プロジェクトにおける重要戦力と見なしており、売却の可能性は一切検討していないという。
なお、アル・イテハドは今夏の移籍市場にてフランス代表FWムサ・ディアビやオランダ代表FWステーフェン・ベルフワイン、ポルトガル代表MFダニーロ・ペレイラ、フランス人MFフセム・アワールらを獲得している。
By サッカーキング編集部
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