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D・ロペス「重要なのはカシージャスが最高の状態でCL決勝を迎えること」

2014.05.06

ともに練習するカシージャス(左)とディエゴ・ロペス(右) [写真]=Getty Images

 今シーズン、ここまでリーガ・エスパニョーラの全試合でゴールマウスを守ってきたレアル・マドリードの元スペイン代表GKディエゴ・ロペスが、残り試合でのスペイン代表GKイケル・カシージャスとのローテーションに理解を示した。

 4日にホームで行われた第36節バレンシア戦で2-2のドローに終わったレアル・マドリードは、今後は第34節延期分のバジャドリード戦、第37節セルタ戦、第38節エスパニョール戦に臨み、24日のチャンピオンズリーグ決勝のアトレティコ・マドリード戦でシーズンを締めくくる。

 そして、カルロ・アンチェロッティ監督は、これまでCLでゴールマウスを守ってきたカシージャスが決勝に向けて試合勘を失わないよう、バジャドリード戦およびエスパニョール戦で起用する予定であることを、バレンシア戦の前日会見で明らかにした。

 一方、バレンシア戦では好セーブによりチームを黒星から救ったディエゴ・ロペスは、試合後のインタビューで、アンチェロッティ監督の判断に納得していることを説明した。

「自分は常に監督の決断を尊重している。僕達はリーガでタイトルを懸けて戦っているが、それはCLも同じだ。それゆえ、今回の監督の考えは理解できる。カシージャスは出場機会を必要としているからね。最も重要なのは、彼が最高の状態でCL決勝を迎えることだ。決勝を制してヨーロッパ王者になり、それ以外の試合にも全勝してリーガ王者になれれば素晴らしいね」

 来シーズンはカシージャスが全ての大会でレギュラーを務める可能性が指摘されていることもあり、退団の憶測も流れているディエゴ・ロペスだが、ポジション争いを歓迎すると同時に、今後もレアル・マドリードでプレーを続けるとの意向を示した。

「こういった状況は普通ではないが、どちらが出場しても何ら支障がない2人のGKがいるというのが珍しいからね。とはいえ、チーム内に競争があるのは良いことだし、ゴールマウスには問題がないと思っている。僕達はお互いをリスペクトしており、良好な関係を築いているということが何よりも大きい。シーズン毎に戦いは異なるので、来シーズンは様々なことが起きる可能性もある。だが、僕の希望はR・マドリード残留だ」

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