レアル、終盤の失点で引き分け逆転V苦しく…C・ロナも負傷交代

C・ロナウド

開始早々に負傷交代したC・ロナウド [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第34節延期分が7日に行われ、バジャドリードとレアル・マドリードが対戦した。

 首位アトレティコ・マドリードと勝ち点5差、2位バルセロナを勝ち点2差で追いかける消化試合数の1試合少ないレアル・マドリードは、24日にチャンピオンズリーグ決勝を控えていることもあり、コンディション調整のため、起用が示唆されていたGKイケル・カシージャスが今シーズンのリーグ戦初先発となった。一方のバジャドリードは暫定で19位に沈み、2部降格圏内のため、残留を懸ける戦いとなった。

 試合は開始8分、レアル・マドリードにトラブル。クリスティアーノ・ロナウドが負傷し、アルバロ・モラタとの交代を強いられる。試合を優勢に進めるも、バジャドリードにサイド攻撃を中心にチャンスを作られるなどしていたレアル・マドリードは34分、ゴール正面でFKを獲得すると、セルヒオ・ラモスが直接決めて先制する。S・ラモスは公式戦4試合連続ゴールとなった。

 リードして前半を終えたレアル・マドリードだが、後半に入るとバジャドリードペースに。65分、ジェフレン・スアレスの右クロスをハビ・ゲーラがバイシクルシュートで合わせたが、ボールはわずかにゴール左へ外れた。

 攻撃の形を作れないレアル・マドリードに対し、バジャドリードは85分、右CKからウンベルト・オソリオがヘディングシュートを決めて同点とする。残り時間でレアル・マドリードは、勝ち越しを目指してバジャドリードを押し込むが、得点は生まれず。試合は1-1の引き分けに終わった。

 レアル・マドリードは勝ち点1を得るにとどまり、順位は3位のまま。首位アトレティコ・マドリードとは勝ち点4差、2位バルセロナとは勝ち点1差で、2シーズンぶりのリーグ制覇は苦しくなった。

【スコア】
バジャドリード 1-1 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 34分 セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
1-1 85分 オソリオ(バジャドリード)

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