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レアル入り決定のナバス「ここでレギュラーになるのは難しいが…」

2014.08.04

レアル加入が決まったGKナバス [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードは現地3日、レバンテからコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを獲得することで合意に達したことを発表した。レアルは、ナバスとは6年契約を結び、レバンテには同選手に設定されていた契約解除に伴う違約金である1000万ユーロ(約13億8000万円)を支払うとみられている。

 この結果、バイエルンから加入したドイツ代表MFトニ・クロース、モナコから加入したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに続き、新シーズンに向けた3人目の補強に成功したレアル。ここまでの夏の移籍市場では、先のブラジル・ワールドカップで活躍した選手を獲得するという、マーケティングも考慮した姿勢が徹底されている。

 昨シーズンのリーガ・エスパニョーラでは最多セーブを記録し、ワールドカップでもコスタリカ代表のベスト8入りの原動力となったナバスだが、レアルではカルロ・アンチェロッティ監督がスペイン代表GKイケル・カシージャスを正守護神に据える構想のため、控えの立場からスタートすると予想されている。

 とはいえ、レバンテでは控えGKから正GKへとステップアップした27歳の守護神は、今回の移籍についても「物事とはしかるべき時に達成されるものだ」と捉えた通り、レアルでも辛抱強くレギュラーを目指すとの意思を示した。

レアル・マドリードは、偉大なチームであり偉大なクラブだ。ここでレギュラーになるのは難しい。けれども、僕はこれまで通り前向きかつ謙虚な姿勢で取り組んでいくだけだ。6年契約は自分に安心感を与えてくれるし、惜しみない努力を続けていきたい。レアル・マドリードでは入団した最初の瞬間から素晴らしい経験を得られるだろう。全てのチームメイトから学び、人間としても選手としても成長できれば最高だ」

 なお、噂され続けてきたナバスの加入が決定したことで、注目のゴールマウス人事が一歩前進したレアル。その一方で、退団が規定路線と報じられている元スペイン代表GKディエゴ・ロペスに関しては、ナバスの獲得発表前に移籍を確定させるという目論見は崩れた。ディエゴ・ロペスは今後も、レアルと契約解除に伴う補償を含めた話し合いを進めながら、移籍第一候補と言われているモナコを中心に、他クラブとの交渉を続けていくとみられる。

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