この夏の移籍市場でFWハーフナー・マイクを獲得したコルドバのアルベルト・フェレール監督が、昇格組として1部残留を目指すチームの現状に及第点を与えた。
昨シーズン中盤の2月中旬に指揮官に就任すると、13位だったチームを7位に引き上げたうえ、プレーオフ制覇により43シーズン振りの1部復帰をもたらしたフェレール監督は、プレシーズンでの成果と新シーズンに向けた課題を説明した。
「ここまでプレシーズンマッチで2勝1分と結果を残しているチームには、大変満足している。とはいえ、フィジカル面が万全になるには、もう少し時間が掛かるだろう。また、チームとしてもっとオートマティックにプレーできるよう、調整を進めて行かなければならない。やみくもに攻撃を仕掛けるのではなく、スペースを作りながら展開していく必要がある」
現役時代は“ドリーム・チーム”と呼ばれた、ヨハン・クライフ監督率いるバルセロナの中心メンバーとして活躍したフェレール監督。「我々には十数人もの新戦力がいるので、彼らの新天地への適合と共に、チームは仕上がっていくことだろう」と述べると共に、その1人であるハーフナーのチームへの貢献に高評価を与えた。
「ハーフナーは、非常に早くチームにフィットしている。オープンな性格が自身の助けとなっているようだ。ペナルティエリアで積極的に動き、ボールキープと味方への落としをしっかりこなせる彼は、我々の攻撃に深みを与えてくれる」