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敵地でナポリとドローも、ビルバオは油断せず「何も決まっていない」

2014.08.20

先制点を決めたビルバオのムニアイン [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ本戦出場権を懸けたプレーオフのファーストレグが19日に行われ、ナポリとアスレティック・ビルバオが対戦。1-1で引き分けた。

 アスレティック・ビルバオは41分にムニアインが先制する。69分にナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに同点弾を許し、以降もホームのナポリに多くの決定機を作られたが、スペイン人GKゴルカ・イライソスのファインセーブもあり、なんとか持ちこたえて引き分けで試合を終えた。スペイン紙『マルカ』は「黄金の価値ある一撃」と、アウェーでのドローを称賛した。

 ホームでのセカンドレグを残すアスレティック・ビルバオにとって、アウェーで得点を挙げての引き分けは十分に満足のいく結果だ。同紙は、得点を決めたムニアインと、後半のナポリの決定機を何度も防いだGKイライソスの活躍が際立ったと伝えている。

 試合後、エルネスト・バルベルデ監督は、「良い結果だった」と評価しながらも、「まだ何も決まっていない」と、セカンドレグが残っていることを強調した。

「プレーオフ(突破)はまだ確実なものではなく、(勝ち抜けは)決まっていない。ナポリが(アスレティック・ビルバオの本拠地)サン・マメスで得点を決めなければならなくなったことは事実だ。だが、彼らは得点を奪うための選手を揃えている。私たちはここナポリで良い結果を手にしたが、まだ何も決まっていない」

 試合の内容についてはこう振り返っている。

「65分から70分までは、とても良いプレーができていた。ゲームを支配していたし、2-0にもできるチャンスもあった。だが、イグアインが素晴らしいゴールを決めて同点にした後は、ナポリがさらに得点を決めることもできた」

 セカンドレグについては、「0-0からのつもりで試合に挑む」と、話し「ナポリのような偉大なチームは、最後まで私を苦しめるに違いない」と、続けた。

 また、貴重な先制点を決めたムニアインは、自身の得点について、「とても大きな、価値あるゴールとなってくれたらいい」と話す。だが、どちらが勝ち抜いてもおかしくないと考えているようだ。

「プレーオフの行方は、まだフィフティ・フィフティだ。セカンドレグをホームで試合をできる僕らは優位だし、その利点を活かしたい」

「試合に入ることに苦労したが、後から良くなっていった。僕たちは2-0にできるところだったけど、終盤はとても苦しめられることは分かっていた。結果は悪くはない」

 アスレティック・ビルバオの本拠地、サン・マメスでのセカンドレグは27日に行われる予定になっている。 

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