来夏のレアル・マドリード移籍が噂されるドルトムントMFロイス [写真]=Bongarts/Getty Images
3日、レアル・マドリードが来シーズンの補強に向けて、MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイス獲得へ動いていることが判明した。同日付のスペイン紙『エル・コンフィデンシアル』が報じている。
けがによりブラジル・ワールドカップの出場は叶わなかったロイスだが、2011年以降の活躍によって今夏もバイエルン、バルセロナ、マンチェスター・Uなど数多くのビッグクラブが獲得を目指していた。結局残留となったが、将来の移籍の可能性は増すばかりだ。
同紙によるとレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、2014年4月、同クラブからドルトムントへ完全移籍をしたトルコ代表MFヌリ・シャヒンについての交渉の席で、ドルトムントのラインハルト・ラウバル会長にロイスのことを尋ねていた。ラウバル会長は2015年まではロイスは移籍しないことを伝えたが、ペレス会長はここでその後の移籍を約束させたという。
ただしペレス会長は、すぐさま正式契約を結ぶつもりもないようだ。何故なら、契約を結んだ後に大けがに遭うことを恐れているからだ。実際に今夏、モナコへの移籍が決定的とされていた元バルセロナGKビクトール・バルデスは、メディカルチェックの問題で移籍が破談になった。そのためペレス会長は書類にサインすることに慎重になっている。
今夏もコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ドイツ代表MFトニ・クロースら大型補強を行ったレアル・マドリード。来夏も移籍市場をにぎわすのか、早くも注目される。