先日、メキシコのケレタロへのサプライズ移籍が決定した元ブラジル代表FWロナウジーニョが、同国のテレビ局『Uno TV』とのインタビューで、世界中を魅了したバルセロナ時代を懐かしんだ。
ここまでのキャリアを振り返ったロナウジーニョは、最も強く記憶に残っている試合として、宿敵レアル・マドリードを敵地サンティアゴ・ベルナベウで3-0と圧倒した一戦を挙げ、2ゴールを決めた自分に向けて相手サポーターからのスタンディングオベーションが起きた時の衝撃をこう語った。
「僕にとってキャリア最高の瞬間は、ベルナベウで喝采を浴びた時だ。レアル・マドリードとの対戦では、いつでも普段とは異なる興奮を覚えたものだった。そしてあの日、僕がゴールを決めると、ライバルのサポーターがスタンディングオベーションを送ってくれた。あれは本当に信じられない気分だった。あんな経験をしたことがある選手はそうそういないだろう」
メキシコでは、パーティー好きで知られるロナウジーニョに対して、ナイトライフがプレーに悪影響を及ぼすのではとの心配の声も多く上がっている。だが本人は、ケレタロの勝利のために最高のパフォーマンスを見せることを約束した。
「最高のパーティーはフットボールのピッチの上にある。勝つことこそが僕にとってのモチベーションだ。勝利の味を知った者にとって、唯一欲しくなるのは次なる勝利だ」